Vengineerの戯言

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GraphcoreのIPU-FABRIC内の IPU-SYNC/IPU-GWLINKS とは何か?

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昨日の続きです。

IPU-FABRICにある

- IPU-SYNC

- IPU-GWLINKS

とは何か?

そのヒントは、ブログの中にあるビデオにありました。その8:00に IPU-Machine M2000のケーブルが刺さっている部分が映し出されます。その中で、オレンジ色のケーブルが刺さっているコネクタの上に、

- SYNC 1-8

水色と黄色のケーブルが刺さっているコネクタの上に

- Mgt GbE 1-2

その隣のコネクタの上に

- IPU GW Port 1, 2

とあります。

その隣に、上下との接続しているケーブルがあります。これは、

- IPU-LINKS

ですね。

youtu.be

オレンジ色のケーブルが刺さっているのは、GbE のコネクタですね。となると、IPU-SYNCは GbEなんだと思います。ケーブルは上下に2本ずつ接続されています。

SoCから直接8本のGbEが出ているのか?途中でGbE SWがあるのかは分かりませんが、8ポートがGbEとして使われているようですね。

Mgt GbE 1-2 は、IPU-FABRICの図(URL組み込みで取り込んでいます)の右側にある OpenBMC Management用のポートっぽいです。

そして、IPU GW Port 1,2 が図の黄色の IPU-GWLINKS になるようです。

https://www.graphcore.ai/hs-fs/hubfs/Fabric%20map.jpg?width=601&name=Fabric%20map.jpg

では、この IPU-GWLINKS はどこに接続するのでしょうか?

それは、昨日も説明しましたが、「3D  Ring Topology」のビデオの後半に出てきます。

下図は、ビデオの一部を画像として引用しています。青色の線が左右の Rack に接続しています。この青色の線に接続するのが、IPU-GWLINKS なんだと思います。

つまり、同じRack内のIPU-Machine M2000 間は、IPU-LINKSで接続し、違うRack間は IPU-GWLINKS で接続する。これによって、3D Ring Technology というものを実現しているっぽいです。

IPU-FABRICから8組のIPU-LINKSを除いた、752 Gbps をこの2本(IPU-GWLINKS)で使うとなると、372 Gpbs ぐらいの転送レートが必要ですね。どのようなもので実装しているかはここではわかりません。

f:id:Vengineer:20200719103750j:plain

3D Ring Technolog

ここまでは、今回の発表のブログや技術解説等でわかりました。

が、実は、ここだけ見ると、あーそうなんだ、と思うのですが、

明日のブログでは、そこのところを説明したいと思います。