はじめに
ここ数年開催されている AI Hardware Summit、このブログでも何度か取り上げています。 下記の2018年が最初だと思います。
今年の AI Hardware Summit は、US 2021 が付いて、9月13日~15日にてHybrid開催です。
エントリフィーですが、VIRTUAL ONLYでも $899 です。 一番お高いコースは、IN-PERSON & VIRTUAL:INSTITUTIONALL INVESTORS で、$2399 です。
2021 PARTNERS
- Headline Partner は、なんと、Synopsysです。
- Platinum Partner は、Cadence、Graphcore、Habana、Intel、SambaNovaです。なんで、HabanaとIntel別々なんでしょうかね。別会社だからですかね。
- Gold Partner は、brainchip、Cerebras、deepvision、Flexlogic、Imagination、IMEC、Memverge、NeuReality、Qualcomm、Rambus、Samsung、Siemens、SK hynix です。
- Event Partner は、Achronix、Andes Technology、Codeplay、GRAI Matter Labs、Hailo、Marvell、Movellus、Mythic、Proteantecs、Samtec、SGS、Untether AI です。
この中で知らなかったのは、
- deepvision (Edge AI processor : ARA-1)
- Memverge (メモリ関連)
- NeurReality (SoC)
- GRAI Matter Labs (SoC)
- Movellus (Movellus solves SoC-level clock distribution challenges in high performance and ultra low power chips)
- Prteantecs
- Samtec (コネクタ屋さんっぽい)
- SGS (教育屋さんっぽい)
でした。
NeuReality
とりあえず、Neureality という会社を調べてみました。下記のツイートのように、どうやらSoCを開発しているようです。
NEUREALITYという会社https://t.co/ox52PTpcIK
— Vengineer@ (@Vengineer) 2021年8月12日
Careersを見ると、VLSI Design , Architect, Verification
SoCっぽい。AXI, DMA, DDR, PCI
Senior SW engineer, BSPでは、Linux, U-Boot, Yocto
Boardに、NervanaSystemsのCEOだった、Naveen Rao さんが現在CEO and co-founder at Stealth
AXI/DMA/DDR/PCIとLinux, U-Boot, Yocto Boardとあるので、ArmベースのSoCっぽい感じがします。
Careersのところは時間が経つと変わってしまうので、記録のためにイメージを残しておきます。
Solution
A New Approach to AI
- Removes bottlenecks for Linear Scalability
- Streamlined computation processor
- Lowers energy consumption
- Reduces the data center footprint
そして、
- The solution also reduces the dependency on CPUs, NICs and PCI-switches and moves simple but critical data path functions from software to hardware.
うーん、よくわかりませんね。
Management
Managementのところを覗くと、経営側の人達の情報がありました。
- Founder & CEO : Moshe Tanach san、LSI Designer => Directorなどを経験、Marvel Israel から 2018年9月に NeuReality 創業!
- Co-Founder and VP Operations : Tzvika Shmueli san、Mellanox LSIのbackend engineer/manager/director/VPにて15年10カ月、Intelに買収される前のHabanaに1年3カ月で、2019年1月にJoin
- Co-Founder and VP VLSI : Yossi Kasus san、EZChip でVLSI Project Manager (15年8カ月) => Mellanox で Senior Director(3年1か月)にて、2019年3月に Join
- CTO : Lior Khermosh san, PMC=SierraにてChief Architect を12年、ParalleIMを共同創業でChief Scientist(5年4カ月)、2019年4月に辞め(2019年6月にParalleIMはDataRobotに買収)にて、2020年6月に Join
- Head or Software : Yariv Aridor san、IBM Reserch (Tokyo, 2年) => IBM Haifa Reserach Lab (7年) => Cisco (3年) => Intel (6年) => Mobileye (3年)、2020年Join
みなさん、イスラエルです。そして、みなさん、17年以上のベテランです。日本のベンチャーは若い人が立ち上げるイメージがありますが、半導体を開発するベンチャーはベテランがいないと成り立たないので別に珍しいことではないと思います。
An object-oriented hardware architecture : NR1-P
Google君に聞いてみたら、出てきました。下記のインタービュー記事
ハイバースケールクラウドやそのほかのデータセンター所有者がMLモデルをオフロードできるプラットフォームを構築できるInference用のチップっぽい
XilinxのFPGAベースとしてプロトタイプを作成、来年初め(2022年)にはハードウェアソリューションを提供できるということ。記録のために下記の写真を引用します。
上記のXilinxのFPGAを使ったプロトタイプは、Versal のもののよう。AI推論向けVCK5000 Versal開発カード。。。今だと2495ドル(ES品のようですが)。インターフェースは、Gen3 x16/Gen4 x8 + 2x QSFP28 (100GbE x2)
NR1-Pは、ネットワークに接続された自律型デバイスです。すべてのデータパス機能を備えているため、ソフトウェアで実行する必要はありません。このボトルネックが解消され、追加のデバイスが不要になります。タナッハはこれをオブジェクト指向ハードウェアと呼んでいます。
ネットワークに接続された自律型デバイスということで、上記の100GbEインターフェース付きのARM入りVersalボードにてプロトタイプを作ったのかな? ( PCIデバイスではないと書いてあるので、PCIデバイスとしては使っていないで、ネットワークインタフェースだけを使っている?)
モデルは、ONNXを利用するっぽい。InferenceなのでONNXモデルが食べられればいいとは思います。
もう一つの記事 www.startuphub.ai
この記事によると、16枚のXilinxのボードが NR1-P になるっぽい。16枚だと、2495ドルx16で、約4万ドル。。。。結構するね。
こちらは、EETimesの記事
まだあった。
クラウドデータセンターとエッジノード向けの高性能AIハードウェアを開発している とありますね。 競合は、OctoML、Deci、DeepCube、Neural Magic、DarwinAIだと。OctoMLしかしらないですよ。また、調べないと。。。 この時点で従業員は18名
The Nextplatform も書いていた
この記事が一番新しいっぽい(2021.5.5)
資金調達
上記の記事の最後にあったのは、下記の記事。2021年2月に$8M調達。2018年9月から2年半の間、どうしていたのでしょうかね。
techcrunch.com 日本語: jp.techcrunch.com
メンバー
上記の記事にあったメンバーの写真、記録のために引用します。14人ですね。上記のManagementのメンバーが6人なので、それ以外の人は8人ですか、少ないですね。
おわりに
どうやら、ネットに直接つながる SoC っぽい?