はじめに
GTC21 November にて、Jetson AGX Orin の Modules と Dev Kits の発表がありしました。Q1'22 です。
最初の発表は、GTC18なので発表から4年かかっています。 このブログでも 2020年5月18日に取り上げています。この時の性能、Orin の 2000 TPOS は、200 TOPSの誤りだったようです。
DRIVE Pegasus では、Xavier +Turing GPU から Ampere ベースの Orin になった感じです。
下記のAnandtechに記事に詳しく書いてあるので、見ていきましょう
Jetson AGX Orin
基本的には、2020年5月18日に書いたブログの内容の仕様のようです。
- CPU : 12x Cortexx-A78AE@2.0GHz
- GPU : Ampere, 2048 Cores @1000MHz
- Accelerators : 2x NVDLA v2.0
- Memory 32GB LPDDR5, 256-bit bus (204 GB/sec)
- Storage : 64GB eMMC 5.1
- AI Perf. (INT8)
- Dimensions : 100mm x 87mm
- TDP : 15W - 50W
Price : ??? 追記)、2022.05.25 (1999米ドル)
CPUはA78から車載搭載用コアのA78AEに変更していますね。
- NVDLA が v2 になっています。
- Module の大きさは、Xavier と同じようです。
- 製造プロセスは書いていませんが、AmpereがTSMCの7nmなので TSMCの7nmなんでしょうね。ちなみに、A78は7nm or 5nm用です。Xavierは16nmでした。
説明のために下記の画像を引用します。右側がModuleです。
- 真ん中のSoCの下に4個のLPDDR5があります。LPDDR5は1個64ビットのようなので2個で4個で256ビットになります。
- 上部の部品は電源関連だと思います。この部分だけで3割は超えていますね。
おわりに
Xavierって、NVLink 1.0 をサポートしているようですが、Orinはどうなんでしょうね?
WikichipのXavierの図を見ると、NVLink と PCIe 4があるようなので、Orin も同じ感じなんでしょうかね。メモリインターフェースは 256bit LPDDR4X なのでこの部分の大きな変更もなさそうだし。