はじめに
昨日に引き続き、xelab コマンドについてみていきます。
今日は、
- SystemC/DPI 関連
- Coverage 関連
のオプションについて、見ていきます。
xsim は、機能カバレッジ、コードカバレッジをサポートしているんですよね。
--dpi_absolute
DPIライブラリを LD_LIBRARY_PATHでロードするのではなく、絶対パス名を指定します。
--dpiheader arg
SystemVerilogのDPIの export/import function/task のヘッダファイルを生成します。
--dpi_stacksize arg
SystemVerilogのDPI task のスタックサイズを指定します。
--sc_lib arg
ファイルの拡張子(.dll/.so)無しで、SystemC関数の共有ライブラリを指定する。
--sv_lib arg
ファイルの拡張子(.dll/.so)無しで、SystemVerilog DPIのimport function/taskの共有ライブラリを指定する。
--sv_liblist arg
SystemVerilog DPI共有ライブラリをリストアップしたファイルを指定する。
--sc_root arg
SystemCのライブラリのルートディレクトリ名を指定する。デフォルトは、<current_directory>/xsim.dir/work/xsc
--sv_root arg
SystemVerilog DPIライブラリのルートディレクトリ名を指定する。デフォルトは、<current_directory>/xsim.dir/work/xsc
--cov_db_dir arg
機能カバレッジデータベースのディレクトリ名を指定する。
# --cov_db_name arg
機能カバレッジデータベース名を指定する。<cov_db_dir>/xsim.covdb/
# --cc_celldefines
デフォルトは、OFF
セル定義属性が設定されたライブラリ/モジュールのコードカバレッジ情報をキャプチャする必要があるかどうかを指定します。 デフォルトではオフです。
# --cc_libs
指定したすべてのライブラリのコードカバレッジ情報をキャプチャする必要があるかどうかを指定します。 デフォルトではオフです。
# --cc_type arg
Code CoveragStatistics-bcesfxtを生成するためのオプションを指定します。
--cc_db arg
コードカバレッジデータベース名を指定します。<xsim.codeCov/work.
xsim.codecov ではなく、xsim.codeCov です。
xelab top -R --cc_type sbc
を実行すると、
xsim.codeCov/work.top/xsim.CCInfo
というファイルが生成されました。
--cc_dir arg
コードカバレッジデータベースは、ディレクトリ名を指定します。xsim.codeCovの下に保存されます。デフォルトは ./xsim.codeCov/ です。
xsim.codecov ではなく、xsim.codeCov です。
xelab top -R --cc_type sbc --cc_dir xxx
を実行すると、
xxx/xsim.codeCov/work.top/xsim.CCInfo
というファイルが生成されました。
おわりに
昨日、今日で、xelab コマンドの主要なオプションをみてみました。 今日は、xelab コマンドの
- SystemC/DPI 関連
- Coverage 関連
のオプションについて、みてみました。