はじめに
Twitterを眺めていたら、Tier IVがアクセルと共同開発していたチップが上げってきた模様です。
説明のために各ツイートを引用します。
弊社、プロセッサも作ってます。アクセルさんと共同開発中。テープアウトも済んでチップあがってきた。 https://t.co/jXihnwwa9h
— Shinpei KATO (加藤真平) (@ShinpeiKato) 2022年9月8日
Tier IV が開発しているチップとは?
ちょっと気になったので調べてみました。
HORNETといアーキテクチャのものを作っている。
ティアフォーさんでは,HORNET という RISC-V ベースの自動運転向けアクセラレータ(SIMT プロセッサ)の話があります. pic.twitter.com/dtu4UD59gx
— R. Shioya (@r_shioya) 2021年9月27日
Tier IV での職:ASIC、FPGA関連
16_完全自動運転向けハードウェアIP研究開発エンジニア(FPGA, ASIC)
無くなってしまうので、画像で引用します。
ここに、OpenCLというキーワードが
ティアフォーのFPGA/ASICの職https://t.co/5T9S4BSp5f
— Vengineer@ (@Vengineer) 2022年9月21日
スキルほぼクリアできるが、Languageに難ありか。 https://t.co/DjV0p1UodZ pic.twitter.com/IMbN6SR5rs
ちょっと前に開催された FPGA関連の勉強会での資料 (2022/4/25に開催した「TIER IV 自動運転向け RTL-FPGA 開発 テックミートアップ」)
— Vengineer@ (@Vengineer) 2022年9月21日
東大(塩田研)でやっていること。
この部分なんですね。https://t.co/OwJnio1yuq pic.twitter.com/UJppwJxEcI
— Vengineer@ (@Vengineer) 2022年9月22日
RISC-V のセミナーでの講演資料 : Out-of-order スーパスカラ・プロセッサ RSD と車載向け SIMT 型アクセラレータ HORNET について
RSDって、ここで公開されている RISC-V のプロセッサですよね。2019年12月に公開。3年近く経ちますね。
スライドの中から
- アクセル と Tier IV での共同開発
- 東大の塩田 sanがマイクロアーキテクチャに関与
- 2021年は FPGA で検証中、その経緯は上記の講演資料に載っていた
- 2022年にテストチップの予定 => それが先週上がってきた。。。
HORNET
— Vengineer@ (@Vengineer) 2022年9月22日
アクセル san がかかわっているんですね。。 pic.twitter.com/BueuNDyNzn
おわりに
2019年より前より開発していた RISC-V (RSD) が繋がっているのかどうかはわかりませんが、実際の商用の半導体につながるのって、なんか珍しい気がします。
HORNET、面白そうですね。
このくらいの規模なら、28nm でできそうかな? 16nm かな? 7nm までは必要なさそう。。。開発コスト考えると、28nm ぐらいが妥当だと思うけど。
28nmのようです
このTweetのスレッドを眺めると面白いですよ
28nmです。いずれ3nmでやってやりますよ。https://t.co/l4BNDrLQiL
— Shinpei KATO (加藤真平) (@ShinpeiKato) 2022年9月24日
チップのパッケージが分かるツイート
ついに自動運転専用プロセッサの試作が出来上がりました。物体検出と位置推定のアクセラレータに加えてRISC-Vベースのメニーコア搭載。28nmなのでダイサイズはでかいですが。OSも自作(当然)。NEDO事業です。トナカイの格好は無視してください。 pic.twitter.com/XSdYBIDLf5
— Shinpei KATO (加藤真平) (@ShinpeiKato) 2022年12月16日