Vengineerの戯言

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

書籍:逆タイムマシン経営論

はじめに

楠木 建さん(杉浦 泰 さんとの共著)の「逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知」。ずーと、Amazonのほしいものリストに入れていて、先週、Kindle版が30%ポイントバックになったのでぽちりました。

2021年のSansanのオンラインセミナーでも楠木さん講演されていて、この時に「逆・タイムマシン経営論 近過去の歴史に学ぶ経営知 」を読んでみようかな?と思った次第です。

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経営書

この本はあくまでも経営書です。日経ビジネスを中心に過去数十年の新聞・雑誌を振り返るという作戦でストーリーを作っていきます。

読み物として読むといいと思います。

ビジネス書、特に経営書というものの多くはその時のブームというか、たまたまうまくやっている・やってきたものを振り返り、どうしてそうなのを勝手に分析して、ここだー!というものだと思っています。それを過去の新聞・雑誌を振り返ることで、本当に適当なこと言っているよね。。。というのがこの本に書いてあることです。

20世紀の最大なる経営者であるジャック・ウェルチは GE のCEOを20年間勤めました。その後のGEについて書いてある「GE帝国盛衰史――「最強企業」だった組織はどこで間違えたのか」を読んだのですが、その後はパッとしないどころか崩壊していく様子がわかります。いきなり崩壊したというかその前からダメだったのがだんだんわかってきたということのようです。つまり、ウェルチはうまくやっていたのではなく、うまくやっているように見えていただけだったようです。

2012年から始まったDeep Learningブームも近頃はだんだん言われなくなりましたよね。Deep Learningはあくまでも手段なので、何でもかんでも Deep Learning すればいいというわけではないんですよ。プロダクト(物理的なものやサービス)を実現するのは、Deep Learningだけで解決できるものなんてほとんどないので、救世主ではないんですよね。

そう言えば、昔、ファジーというのがありました。あれは、どうなったでしょうかね。。。

おわりに

ストーリーとしての競争戦略」も面白かったです。

「ストーリーとしての競争戦略」が出た後に、前職で楠木さんの講演というかワークショップをやってもらうことになり、それに参加したのを思い出しました。 十六茶のところでは、二十茶というのもあるというのを聞いて大笑いしたのを思い出した。。。

世代というかほぼ同じお年なので、オッサン、やるなって感じです。

「逆タイムマシン経営論」のYoutube

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