Vengineerの妄想

人生を妄想しています。

Intel Arrow Lake、正式発表。SoC Die と I/O Die は、Meteor Lakeと同じ。NPUも同じ 37xx (第三世代NPU)なんだね。

はじめに

Intel から Arrow Lake の正式発表がありました。

型番は、

  • Intel Core Ultra 200S Series

のようです。

200 Series は、先日発表があった、Lunar Lake ですね。

インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 288V

が Lunar Lake の一番いいもので、P-Core@5.1GHz x 4 + E-Core@3.7GHz x 4 です。

Intel Core Ultra 200S Series

下記のXの投稿にスライドがあります。

  • Intel Core Ultra 9 285K : P-Core@5.7GHz x 8 + E-Core@4.6GHz x 16

Arrow Lake は、マルチスレッド対応ではなくなったので、スレッド数はCPUコア数と同じですね。

Baseクロックを気にするのなら、285K ではなく、265Kの方がよさそうですね。HDL Simulation なら、コア数を減らして、Baseクロックが高い、245K の方がいいかもです。

Die shot

下記の記事に、Arrow Lake の Die shot のスライドがありました。説明のために画像を引用します。

Base Die の上に、5つの Die が載っています。

  • Compute Die
  • SoC Die
  • GPU Die
  • I/O Die
  • Dummy Die

のようです。

下記の記事によると、Dummy Die は 2個あるようですね。

www.extremetech.com

追記)、2024.10.18

下記のXの投稿から

これを見ると、

  • 2021 : Alder Lake
  • 2022 : Raptor Lake

  • 2023 : Meteor Lake

  • 2024 : Arrow Lake

って、感じになっていますね。

2022 Intel Investor Meeting のビデオを再度見てみると、下記のようなスライドがありました。

Lunar Lake は、AI PC の 40 TOPS を満足するための特別バージョン的なノートPC、って感じなんでしょうかね。

wccftech.com

PC Watch の下記の記事によると、

  • SoC Die
  • I/O Die

は、Meteor Lake と同じでは?とあります。

pc.watch.impress.co.jp

SoC Die の中に入っている NPU 。Meteor Lake では、NPU3720

github にある Intel NPU の Linux Driver の 37xx の このファイルによると、下記のように、MTL (Meteor Lake) と ARL (Arrow Lake)の文字があります。

namespace VPU {

#define PCI_DEVICE_ID_MTL 0x7d1d
#define PCI_DEVICE_ID_ARL 0xad1d

struct VPUHwInfo;

VPUHwInfo getHwInfo37xx();

} // namespace VPU

Arrow Lake の NPU の性能が低い理由がわかりました。。。

Meteor Lake と Arrow Lake の関係は、かなり前に決まっていたことなので、AI PC 対応はできなかったんでしょうね。

その代わりに、Lunar Lake というものが出てきたんだと。。それから、Arrow Lakeなら外付けGPUもありだからね。。。

おわりに

Lunar Lake は、AI PC なのに、Arrow Lake は NPU だけでは、13 TOPS で、GPU を合わせても、36 TOPS。40 TOPS いかないです。

なので、CPU まで入れて、AI PC ということになっています。。。

関連記事)、追記、2024/10/20

wccftech.com

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