Vengineerの戯言

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Intelは、何故?OpenVINO と nGraph をやっているのか?

 

あれ、今日で7月終わり。。。?

 

Intel、Nervana Systemsを買収して学習用チップの開発を進めていて、そのために、nGraph を開発しているんだけど、
一方で、OpenVINO で、CPU/GPU(Intel内蔵GPU)/VPU(Movidius)/FPGA で推論用ツールを提供している。

 

2種類のツールを開発するのって大変なんだろうけど、どうしてかなー、とずーと思っていましたが、

 

Twitterでいつもお世話になっているOGAWAさんのこのツイートにある nGraph のスライドを見て、納得しました。

 

スライドのタイトル:DISTRIBUTED TENSORFLOW TRAINING WITH INTEL NGRAPH LIBRARY ON INTEL XEON SCALABLE PROCESSORS

 

nGRAPHでは、ハードウェアとして、
 ・CPU        (x86-64)
 ・NNP-T     (ちょっと前までは、NNP-L でした)
 ・NNP-I      (Ice Lakeベース+アクセラレータ?)
 ・Intel GPU  (このGPUって、内蔵GPUなのだろうか?)
 ・NVIDIA GPU 
 ・AMD GPU
ただし、GPUに関しては、別途買収したPlaidML経由

 

現時点では、nGraph は、x86-64 CPU専用って感じです。

 

なので、今回のタイトルも XEON SCALABLE PROCESSORS になっているんだと思います。

 

そして、DISTRIBUTED TENSORFLOW TRAININGということで、AllReduce を速くすることについて書いてあります。

 

1つの2Sノード(Xeon Platinum 8180)の性能に対して、16個の2Sノードでは、15.4倍速くなったと。かなりスケールしている。。

 

ということで、OpenVINOはあくまでも推論用エンジンで、nGraphは学習用エンジン。。

 

となると、NNP-I はどうなる?となりますが、NNP-I は、Ice Lakeベースなので、CPUと同じ考えでOKでは?