Vengineerの戯言

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Intel DMI (Direct Media Interface)の復習をしてみた

はじめに

昨日の半導体チップの雑談で、Intel Gen12 & Chipset のお話をしました。

お話の中で、CPU <=> I/O Chipset の間の DMI が x8 DMI 4.0 になっていました。

DMI (Direct Media Interface)

DMI について、上記の Wiki の復習しました。

DMIは、物理層としては PCIe Express を使っているようです。下記のように、2006年にDMIとして登場しました。基本的には、x4 の実装です。

  • DMI (2006)
  • DMI 2.0 (2011)
  • DMI 3.0 (2015)
  • DMI 4.0 (2021))))

2.0、3.0、4.0は、PCI Express の Generation と同じで、2.0 は、PCI Express Gen2という感じです。

DMI 3.0 に関しては、2021年の 500シリーズにて、x4 から x8 になったようです。調べてみたら、全部が x8 になったのではなく、H590とZ590のみ x8になったようです。

blog.livedoor.jp

DMI 4.0 に関しては、2021年の 600シリーズ(Intel Gen12のChipset)で導入され、Chipset 側にも PCI Express Gen4 が導入されました。

おわりに

DMI、2021年に 500シリーズの一部にて、DMI 3.0 x4 => x8 、2021年の 600シリーズでは、DMI 4.0 x8 を導入しています。

Chipset 側に多くのSERDESを使いインターフェース (PCI Express や USB 3.x) が増えたため、CPU <=> I/O Chipset 間の転送レートを増やしています。

とは言え、PCI Express Gen4 x8 程度ではまだまだ足りないのでは?とは、思っています。