@Vengineerの戯言 : Twitter SystemVerilogの世界へようこそ、すべては、SystemC v0.9公開から始まった
はじめに
NVIDIA は、GPU => CPU で tick-tock 戦略をしようとしていると書いたブログがこれ。
この中で、
- GPUである Ampere Next、Ampere Next Next の情報は一切なし
- CPUである GRACE の情報は上記ブログに書いた
- DPUである Bluefield2 は発売され、Bluefield3 の概略だけ発表、Bluefiled4 に関してはスライドと概略スペックのみ
でした。
Bluefield 3 を振り返る
前回のブログでは、GRACEとAmpere Nextの接続に注目して、Bluefield 3についてはあまり詳しく調べませんでした。
下記のGTC21の Bluefiled 3 の部分を見直しました。
分かったこと
- CPU : Cortex A78 x 16
- DDR5
- PCIe Gen 5
が載るということです。
Cortex A78は、下記の記事によると、5nm 用に開発したものということです。
NVIDIAの tick-tock戦略で、Bluefield 3 は、Ampere Next と同じタイミングで出てきます。 Ampereが 7nm なので、Ampere Next は 5nm でしょう。となると、Bluefiled 3 も Cortex-A78 搭載で 5nm 。
Bluefiled 3 を x86-64マシンに接続すると考えると、IntelのPCIe Gen5対応は、下記の記事から 2021年(今年)となっていますね。 この記事、2020年8月なのでちょっと古いですね。
こちらの記事は、2021年4月。
- Sapphire Rapidsでは最大56コア
- 最大8ソケットまで対応
- 8チャンネルまでのDDR5 4800MHzに対応
- 最大80のPCI Expressレーンまでサポート( PCI Gen 5.0 x16, x8 ,x4とPCIe Gen 4.0 x2までサポート )
- パッケージに内蔵された64GB HBM2eを搭載し、帯域幅は1TB/sにまで達する
とありますね。
DDR5とPCIe Gen5 はセットで考えるといいですね。
おわりに
NVIDIA の tick-tock 戦略の裏付けとして、Bluefield 3 が 5nm で開発される、ということを探りました。
また、Bluefield 4 については、講演ビデオでは NVIDIA の AI xxxx が入っていると言っているので、前回発表時(2020年10月)のGPU内蔵はまだ有効のようですね。