Vengineerの妄想(準備期間)

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Verification Engineerのお仕事(その5)

Verification Engineerの戯言

2007年11月末に何回か書いていた「Verification Engineerのお仕事」におけるカテゴリー2のうち、
    ・シミュレータ、アクセラレータ、エミュレータFPGAプロトタイピング環境を構築する。
    ・FPGA等を用いて、プロトタイプモデルを作成する。
の2つにあるFPGAについて考えてみます。

XilinxやAlteraのデバイスを使うことでかなりの規模をFPGAに実装できるようになりました。
また、SERDESなどのI/OなどもFPGA内にあるので、最近はやりの高速シリアル通信などの回路もFPGA
テストできるようになりました(とはいっても、すべてをFPGAでできるとはかぎりませんが)

FPGAに回路が入っても、シミュレーションでのテストベンチがそのまま使えるかといえば、
そんなに簡単ではありません。シミュレーションとFPGAで同じテストベンチが使えたとしても、
FPGAでやりたいことは、シミュレーションでやっていたことではなく、それ以上のことだと思います。
たとえば、
    ・大量の画像などのデータを使ってのレグレッションテスト
    ・デバイスドライバの早期開発
    ・診断ソフトウエアの早期開発
などではないでしょうか?
特に、SoCに入れるIPなどはデバイスドライバにて検証しておかないと、ちょっと危険。

では、これらソフトウェアを誰が開発するのでしょうか?
製品開発のデバイスドライバ屋さんですか?それとも、真打ちのソフトウェアさんの登場を待ちますか?

そうではないでしょう!

これも「Verification Engineerのお仕事」のひとつです。