Verification Engineerのお仕事(その7)

Verification Engineerの戯言

今日は、Verification Engineerのお仕事のカテゴリー6について考えてみたいと思います。

　　カテゴリー6
    ・設計チームとのコミュニケーション 
    ・上司とのコミュニケーション
    ・チームメンバーとのコミュニケーション
    ・チームメンバーのOJT 

カテゴリー6は、カテゴリー1から5とは、ちょっと趣が違います。

チーム活動におけるEQ:Emotional intelligence Quotient（感情知性；こころの知能指数）に関連するものです。現在のASIC/SoC開発では、チームで開発するのが普通です。検証チームのメンバーや計チームメンバーとのコミュニケーションだけでなく、ファームウェアやデバイスドライバ担当のソフトウェア開発者やPWBA開発者などともコミュニケーションが必要になります。

通常のコミュニケーションは、メイルや電話などでも問題は無いと思いますが、
たまにはFace to Faceでのコミュニケーションが必要になります。
顔を見ながら話すということは、メールや電話ではわからない表情や仕草などで相手がどんなことを
感じているのかがわかるからです。

それから、日本でも実績主義が導入され、個人の実績が重視されています。
このことにより、他人(チームメンバー)へのOJTがおざなりになる傾向があります。
チームの実績は、短期的には個人の実績の影響を受けますが、中長期的にはチームメンバーの実績の影響を受けると思います。
チームメンバーのお互いの経験や知識を共有し、チームが成長できるように日々活動していくべきだと思います。