Vengineerの戯言

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Wave Computingは、IP屋さんになった?

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SystemVerilogの世界へようこそすべては、SystemC v0.9公開から始まった 

12月31日にアップした クラウドディープラーニングチップの中には、Wave Computingを含めていませんでした。2017年に16nmでDPUを開発した成果をhotchipにてあれだけ発表したのに。。何故なんだろうか?

Wave Computingはチップを2017年のhotchipsで発表しているがその後、IP屋さんになっちゃったみたい。この時は、16nmで実装して、メモリはなんと、HMC(Hybrid Memory Cube)。講演資料は、こちら

news.mynavi.jp

 

現在のWave Computingのサイトを見てみると、productsのところには、

 IP and Processors for Smart Edge Designs

とあります。

DPUのようなデバイスではなく、エッジ用のIPとProcessorsの開発に注力しているようです。

このデータシートを見ると

  • MIPS:Application-enabling CPU Cores
  • WAVE COMPUTING:AI-native DPU Cores

にて、System-on-Chip Designs ってあります。DPUでは、

  • 8-to-64-bit Dataflow Architecture
  • Silicon-proven
  • Scalable CGRA fabric
  • CPU-less acceleration of dataflow graphs

ってあるので、これチップにしたDPUベースですね。

TritonAI™ 64 Platform: Delivering AI at the Edge

では、WaveFlowとWaveTensorなるものも載っていますね。

WaveFlowというのが従来のDPUで、WaveTensorがCNN用に開発したものっぽい。

こちらは8ビット専用。

github に、WaveFlow についてありますね。WaveFlowのソフトウェア実装のようです。2018年7月なので、もう古いのでしょうね。

github.com

 

対応フレームワークは、

  • TensorFlow Lite
  • ONNX

になっているので、完全にEdgeですね。

もっと詳しいプレゼンテーション資料を見つけました。

この資料から読み取ると、2018年にMIPSを買収したことで、Edge用IP屋さんにシフトしたっぽい。

 

この資料に、WaveTensorの説明が載っていますね。

また、TritonAI Edge Training (Development)というスライドもありますね。

Full TensorFLowで学習して、その下は、TensorFlow Liteだけど。