Vengineerの戯言

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SystemVerilogに関する日本語の書籍「SystemVerilog入門」

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SystemVerilogの世界へようこそすべては、SystemC v0.9公開から始まった 

9月末、SystemVerilogに関する和書が発行されることを知りました。

 そして、先週、その和書を入手しました。

 420ページとかなりのボリュームです。

はじめに (PDF版があります) と 目次(PDF版があります)

  • 第1章、概要、11頁
  • 第2章、設計及び検証のためのビルディングブロック、12頁
  • 第3章、データタイプ、30頁
  • 第4章、メンバーで構成されるデータタイプ、31頁
  • 第5章、クラス、37頁
  • 第6章、プロセス、31頁
  • 第7章、代入文、8頁
  • 第8章、オペレータ俊樹、20頁
  • 第9章、実行文、18頁
  • 第10章、タスクとファンクション、13頁
  • 第11章、クロッキングブロック、8頁
  • 第12章、プロセス間の同期と交信、15頁
  • 第13章、チェッカー、7頁
  • 第14章、プログラム、6頁、
  • 第15章、インターフェース、10頁
  • 第16章、パッケージ、9頁
  • 第17章、モジュール、14頁
  • 第18章、システムタスクとシステムファンクション、22頁
  • 第19章、制約によるランダムスティミュラスの生成、33頁
  • 第20章、SysytemVerilogの検証機能、14頁
  • 第21章、モデリングと検証、45頁
  • 第22章、UVM概説、9頁
  • 第23章、コンパイラディレクティブ、6頁
  • 第24章、シミュレーション実行モデル、5頁

 

SystemVerilogの和書で、今でも発行しているのは、

CQ出版社のSystemVerilog設計スタートアップ

のみです。

www.cqpub.co.jp

この書籍は、344頁で、2008年5月15日発行です。といっても、元ネタはCQ出版が発行していた雑誌「Design Wave Magazine」に掲載された記事をベースに書籍として構成したものです。

 

そんな中での和書でSystemVerilogに関するものが出るのは、これからSystemVerilogを学んでみたい人や、SystemVerilogを使っているが手元に参考書的なものがあると嬉しい人にとっては、いい書籍だと思います。

本書は基本的には、設計用に使われるSystemVerilogの機能が中心です。検証館rんに140頁を割いていますが、140頁でSystemVerilogの検証について説明するのは無理があります。しかしながら、それに対しては著者の篠塚さんは、森北出版から「SystemVerilogによる検証の基礎」を発行されています。

www.morikita.co.jp

こちらの見本(PDF版)によると、全400頁で「SystemVerilog入門」とほぼ同じくらいです

  1. 第1章、概要、16頁
  2. 第2章、SystemVerilogに関する予備知識、88頁
  3. 第3章、ランダムスティミュラスの生成、50頁
  4. 第4章、ファンクションカバレッジ、47頁
  5. 第5章、アサーション、75頁
  6. 第6章、UVM、82頁
  7. 第7章、補足、18頁