Verification Engineerの戯言
SCE-MI 2.0の仕様書(ドラフト版)がAccelleraのInterface Technical Committeeからリリースされました。
SCE-MIとは、Standard Co Emulation Modeling Interface の略で、
2003年5月29日にVersion 1.0、2005年1月13日にVersion 1.1がリリースされましたが、
今回は、Version 2.0がリリースされました。
Version 2.0では、
1)、SystemVerilogのDPIという機能を利用したI/F
2)、プロセス間通信のパイプ(pipe)を利用したI/F
もサポートしている。
SystemVerilogのDPIを利用したものは、私が知る限り、このSCE-MI 2.0が初めてである。
ただし、SCE-MI 2.0は仕様書であるため、実際にこの仕様を実装したツール等がでてくるには
それなりの時間がかかると思います。
SCE-MIは基本的には、エミュレータを対象にしていますが、
仕様書にもあるようにSystemVerilogのDPIをサポートするシミュレータ(M社)などでも
利用できると思いますので、是非、シミュレータでもサポートしてほしいです。