Vengineerの妄想(準備期間)

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

SCDSourceのVirtual Platformの記事を再度、読んでみて!

Verification Engineerの戯言

OVPおよびVirtutechを調べてみて、再度、SCDSourceのVirtual Platformの記事を読み直しました。
それも、2回も!
この記事からCarbonに関するものは、Virtual Platformのカテゴリに変更。
ついでに、今は無きTenisonとInnovatorもVirtual Platformカテゴリに!。

記事によると、2006年のシェア(Source: Gary Smith EDA)は、
    ・CoWare              62%
  ・Vast                17%
    ・Virtutech           17%
    ・Synopsys(旧Virtio)   4%
CoWareの圧倒的なシェア。Mentorが買収した旧Summitは?2007年度はどうなのだろうか?

Virtual Platformもユーザ(System design、SoC design)によって、使う目的が違う。
SoC Designユーザーはあくまでも、H/W開発の観点からVirtual Platformを使う。一方、System Designユーザーは早期S/W開発のために使う。

大きなシェアを取っているCoWareは、SoC Designユーザが中心ではないだろうか!過去のセミナー等から推測すると、あくまでもSoC Designユーザーをターゲットにしていると思う。
一方、Vast、Virtutech、SynopsysはSystem Designユーザーが使っているのではないだろうか!デモやホームページの情報から推測すると、H/W開発に利用するにはかなり制限があるのでは!

ARMのツールもそれなりに使われているが、ツールベンダーではないARMはシェア争いにはなぜ、入らないのだろうか?
もし、ARMを入れると、たぶん、CoWareには及ばないが、VastやVirtutechよりは多いのではないだろうか!

CoWareのツールもH/W開発の観点からS/W早期開発に対応できる(耐えられる)ための改善は進んでいるので、2007年のシェアが非常に気になります。

でも、これらツールはHDL Simulatorに比べてかなりお高い。簡単に使えないのが非常に残念です。