Vengineerの妄想(準備期間)

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

アプレンティスシップ・パターン:序章でいきなり


今日はちょっと長いです。

アプレンティスシップ・パターン:序章でいきなり(P.3)に出てきたものです。
    旅は「Hello World!」から始まります。しかし、どこで終わるのでしょうか。
プログラミングを最初に学ぶのは、「Hello World!」です。
この「Hello World!」というのは、C言語が出てきてからですが。
プログラミングを学び始めたときに、終わりを考えている人はけして多くはないでしょう!
次に進みます。
    多くの場合、それは中間管理職への昇進で終わります。
あー、そういうことですか?
中間管理職に昇進するということはプログラミングが出来なくなると、いう意味ですね。

はい。そして、
    あまりの多くの才能に恵まれた人々が、よく考えないで昇進を受け入れ、
    そして、数年後には仕事を楽しんでいないことに気が付き、
    引退する日を待ち望んでいるのです。
普通考えませんですよね!そんな先のことなんて。
プログラミングを始めたときに終わりのことを考えないと同じように。
仮に40歳で中間管理職に昇進したら、引退(早くても60歳、もしかしたら、65歳、いや、70歳)まで
そのままです。中間管理職前の期間よりも明らかに長いです。

さて、最後です。
    ソフトウェアを開発する才能を持ち、学習プロセスを楽しんでいる人々にとって、
    ソフトウェア開発は、一生続けられるキャリアであり、素晴らしい旅であり得るのです。
きましたね。中間管理職は引退したらそれで終わりですが、ソフトウェア開発は一生続けられる。と、
そうです。続けられるというのが重要です。中間管理職も一生続けられるかもしれませんが、
学習プロセスを楽しむことは難しいでしょう(中には、学習プロセスを楽しんでいる人もいるでしょうが)

この本、アプレンティスシップ・パターンは、この「学習プロセス」を重要視しています。
我々は仕事の報酬として、お金を得ていますが、もう一つ「学習プロセス」の得ています。
しかしながら、その「学習プロセス」はお金のようにはっきり目に見えません。

私はけして、中間管理職になるのが悪いとは思いません。
中間管理職、上位管理職、そして、役員という道を歩むのは素晴らしいことだと思います。

ただ、「よく考えないで昇進を受け入れ」を何度も何度も自問するべきです。
その時が来てからではなく、もっと早い時期から。。。。

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