Vengineerの妄想(準備期間)

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

2104年を振り返って


2014年に書いたブログは、これを入れて273。
そのうち、マルチコア、GPGPU、Altera OpenCL関連が200以上。7割以上ですね!

Design Solution Forum 2014では、SystemVerilog Hackthonを企画し、8名が参加していただき、その成果もアップしていただきました。
来年(2015年)は、Design Solution Forumを10/2(金)に同じ場所で開催します。
新たな企画を考え中です!

ARM入りのSoCスマホだけでなく、
HPC領域にもAPMAMDがv8コアを搭載したASSPをリリースしましたね!

NVIDIAGPUx86だけでなく、ARMv8(APM X-Gene)POWERでも利用できるようになりました。
また、Tegra-K1を搭載したJetson-TK1GPUのコア数と同じ192ドル(日本円ではもうちょっと高くて2万円代半ば)で販売され、組み込みにもCUDAだ利用できるようになりました。Android端末としては、NVIDIAがSHIELDGoogleがNEXUS9をだし、これらでもCUDAが利用できるようです。
NEXUS9は、ARMv8のDENVERを搭載しています。
こちらは大体40000円でちょっと高いです。

AMDのHSAKaveri(A10-7850K等)でサポートされました。
また、AMDOpenCL 2.0をサポートするAPP SDK 3.0 Betaもリリースしました。

ARMはGPU(Maliシリーズ)だけでなく、CPUのNEONに対応したOpenCL環境をアナウンスしました。
ARMのGPU、MaliでOpenCLを動かすには、NEXUS10の4.2バージョン(4.3以降ではGoogleがブロックしました)でないと使えませんでした。
しかしながら、Odroid-UX3がリリースされ、搭載されているSamsung Eyxnos 5422内のMali-T628MP6でOpenCLが利用できるようになりした。
MP6なので4コアと2コアの2つに分かれているため、OpenCLでは2つのデバイスに見えます。
ちなみに、Xperia-ZでもQualcommのSnapdragonでもOpenCLは使えます。

ARM、AMD、Altera(OpenCL)だけでなく、Intelclang/LLVMを使ったCompilerをアナウンスしました。
IntelGPUOpenCLを使うための環境をであるBeignet(オープンソース)でもclang/LLVMを使っています。
clang/LLVMでは日本でも「きつねさん本」などの書籍も出版され、
一種のブームとなっています。

FPGAはHPCに利用されるようになっています。
MicrosoftはBINGアクセラレータを搭載したサーバーの試験運用を行なっていて、来年には一般リリースするようです。この論文や講演ビデオも公開されました。
ニコ動画のドワンゴFPGAエンジニアを募集したのもこの時期です。
IT企業がFPGAエンジニアを募集する時代なのです。
そして、IntelもporlandでFPGAエンジニアを募集しました。

横浜に開発拠点を作るという情報を某者がリークして話題になりましたが、あのAppleが日本でも半導体開発エンジニアを募集しています。勤務先は六本木ヒルズのようです。

こうして振り返ってみると、技術は着実に進歩しています。
我々が使える道具はどんどん良くなっています。

日本の半導体は既にオワコンかもしれませんが、世界では非常に盛り上がっているのです。

皆さんの2014年はいかがだったでしょうか?
2015年も面白いものがどんどん出てくるでしょう!

それでは、良いお年を!