Vengineerの戯言

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AMDの戦略が分かる解説記事

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SystemVerilogの世界へようこそすべては、SystemC v0.9公開から始まった 

EETimes にアップされたこの記事。記録のために、残しておきます。

書いた人は、テカナリエの清水さん。分解・分析のプロフェッショナルで、2017年のDesign Solution Forumでもお話していただきました。

eetimes.jp

Intelは、昔、サーバー分野で AMD の Opteron にやられてから、サーバー用のXeonを強化してきました。その後、Intelはサーバー分野でも 強くなりました。

しかしながら、Intelのプロセスが14nmまでは順調でしたが、この記事にあるように 10nm の量産化になかなか進めず、その間に、AMD は CPU chiplet + IO chiplet という戦略を使い、デスクトップPCからサーバー用プロセッサまでを共通な chiplet を使うことで Intel の牙城を壊し始めました。そして、先日の NVIDIA DGX A100 では、IntelXeonサーバーではなく、AMDのRomeサーバーが利用されてしまうという事態まで発生してしまいました(実際は、PCIe Gen4 サポートがないためだと思います)

 

その AMD の CPU chiplet + IO chiplet 戦略を写真を使って説明しているのが上記の記事です。各チップのコストは残念ながら載っていませんが、有料な資料には載っているようですので、興味がある方は、テカナリエのサイト経由で聞いてみるといいと思います。

 

関連記事:ドイツ語だけど、

Zen 2/Rome (7nm) => Zen 3/Milan (7nm) => Zen 4/Genoa (5nm)

IO chiplet は、Rome/Milan で同じ。

www.hardwareluxx.de