@Vengineerの戯言 : Twitter SystemVerilogの世界へようこそ、すべては、SystemC v0.9公開から始まった
はじめに
SiFiveが P270 と P550 を発表しました。
先日発表した SiFive Intelligence X280 は、512ビットのRVVをサポートしています。今回発表があった P270、P550 は 256ビットのRVVをサポートしているようです。
P270
P270は、8 stage, dualisuue, in-order processor
ブロック図を見ると、U74-MCと比べると、HCAなるものが追加されています。また、P270 には 256KB L2とMemory Portの入り口にはL2ではなく、L3が1-4MB付いています。L1 Cache は 32KB/32KB で同じです。内部バスは、AMBA AXIです。
P550
13 stage, 3-issue hgh performance out-of-order processor
Core以外は、同じようです。
下記のページの性能比較では、P550 と Arm Cortex-A75 との比較では、SPECint2006 で 131%、SPECfp2006 で 114%、Area 7nm では、43% ということに。
PC Watchの後藤さんの記事、Arm、Skylakeの性能の90%に迫るCPUコア「Cortex-A76」では、A75とA76をみると、それなりにあるので、 P550って、A76相当なんでしょうかね。
HCA とは?
hardware cryptographic accelerator のようです。Arm Cortex-Aシリーズの AES, SHA1, SHA2-256 のアクセラレータのようなものでしょうか?
を見たら、
Freshly added in the SiFive 20G1 release is support for the SiFive Shield Hardware Cryptographic Accelerator (HCA) IP add-on option. SiFive HCA IP offers a configurable mix of AES, SHA, and TRNG functions to enable secure Root of Trust and hardware-accelerated cryptographic functions.
とありましたので、そんな感じですね。
おわりに
今回の P270, P550 は、Arm Cortex A55 と A75/76 って感じですね。Arm の bigLITTLE や DynamIQ のような機能はまだありませんが、4コアベースのシステムならこのP270、P550にて対応できそうですね。
もしかしたら、RISC-VでAndroidが流行るかもしれませんね。
お、Alibabaが所有するT-Head SemiconductorのXuanTie910のGPUは、Vivanteっぽい。galcore というライブラリがこのファイルに載っている。
といって、VivanteのGPUは NXPの i.MX にも載っていますが、Androidでガンガン動くような性能があるなかな?という疑問もあります。 サイトを覗いてみたら、Androidもサポートしているね。