Vengineerの戯言

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SiFive の P650は、Cortex-A7x対応コアなんだ。

はじめに

Sifive が Arm Cortex-A7xシリーズをターゲットにしたハイパフォーマンスCPUコアP650のアナウンスをしました。

以前アナウンスしたP550は、Cortex-A55をターゲットとしていましたが、今回のP650はCortex-A75程度の性能があるようです。

www.minimachines.net

SiFive P600 Series の第一弾、P650 Core RV64GCB

下図は、SiFIveのP650のページから引用しています。

P650は、

  • L1 32KB/32KB (命令はParity、データはECC)
  • L2 は256KB(ECC)
  • Bus Matrix経由で L3 が 1-16MB(ECC)
  • 128bit or 256bit の 4x Memory Ports
  • System Port
  • Peripheral Port
  • Front Port

があるようです。

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P550は、下図のようになっています。SiFiveのP550のページから引用しています。

P550は、

  • L1 32KB/32KB (命令はParity、データはECC)
  • L2 は256KB(ECC)
  • Bus Matrix経由で L3 が 1-4MB(ECC)
  • 128bit or 256bit の 4x Memory Ports
  • System Port
  • Peripheral Port
  • Front Port

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P550 と P650 では、L3 のサイズが違うぐらいです。

P650とP550にて、Armのbig.LITTLEや DynamIQのような構成はできるのでしょうか?スマホのようなアプリケーションでは、big.LITTLEのような構成は必要だとおもいますが、そうじゃないのであれば、big と LITTLE は別々な感じになってもいいのではと思っています。

サーバー用のSoCでは、big なCPUコアのみなので、今後は P650がたくさんなRISC-V のサーバー用SoCが出てきそうです。

おわりに

SiFIveもとうとうハイパフォーマンスなCPUコアP650をアナウンスをし、いよいよ本線を開始しそうです。