はじめに
このブログでも2021年10月27日に、TSMCのQ3.2021の売り上げを見てみました。
Q3.2021のプロせス毎の売り上げ割合は、
- 5nm : 18 %
- 7nm : 34 % (7nm + 6nm)
- 10nm : 0 %
- 16nm : 13 % (16nm + 12nm)
- 20nm : 0 %
- 28nm : 10 %
でした。
Q4.2021 では？
- 5nm : 23 %
- 7nm : 27 % (7nm + 6nm)
- 10nm : 0 %
- 16nm : 13 % (16nm + 12nm)
- 20nm : 0 %
- 28nm : 11 %
です。5nm + 7nmの割合は、52 % => 51% でそれほど変わりませんが、売り上げ額、$14.88B => $15.74B なので絶対額では増えていますね。
2020 vs 2021
- 2020 : 5nm (8%) + 7nm (33%) = 41%
- 2021 : 5nm (19%) + 7nm (31%) = 50%
で 9% 増えています。では、減ったところはどこ？
- 2020 : 16nm (17%)、20nm (1%)、28nm (13%) = 31%
- 2021 : 16nm (14%)、20nm (0%)、28nm (11%) = 25%
売り上げは、2020年が $12.68B => $15.74B なので、ざっくり2割増になり、パーセンテージの5%減は売り上げ自体はほぼ変わらないという感じ。つまり、7nm/16nm/28nm の売り上げ自体はほとんど変わらないで、5nm の売り上げが増えたって感じですかね。
5nm は、8% => 19%、つまり11％も増。2020年は $1.01B、2021年は $2.99B と、3倍の売り上げになったということね。
7nm は、2020年、$4.18B、2021年、$4.88Bなので売り上げ的には多少は伸びているんですよね。
おわりに
Q1.2022 の予測は、$16.6 - $17.2B のようなので、まだまだ伸びているようです。
