はじめに
AppleがM2を発表しましたね。
M1 と M2 の違い
下記の図は、Appleのサイトから説明のために引用しています。
パッと見、大きな違いはなさそうです。
- M1 : N5
- M2 : N5P
メインの機能 (カッコの中がM1)
- CPU : 4 + 4
- GPU : 10 (8)
- NPU : 16、15.8 TOPS (11 TOPS)
- Memory : LPDDR5 (LPDDR4X)
- Memory : 24GB (16GB)
- ProRes : 8K (4K)
性能向上率
- CPU : 18% up
- GPU : 35% up
- NPU : 40% up
- Memory : 50% up (100GB/s)
ちなみに、M1 Pro/Max のメモリは、
- Memory : LPDDR5 (128 x 2)
しいて言えば、
- SLC (System Level Cache)
- NPU
A14 vs A15 を振り返る
A14 vs A15 に関しては、下記の記事がいい感じです。
下図の上記の記事から説明のために引用します。
NPU、SLCの比較
- A14 : N5 、NPU (11TOPS)、SLC(16MB)
- A15 : N5P、NPU (15.8TOPS)、SLC(32MB)
M1とM2のNPUと同じ感じです。ということは、M2のNPUは、A15ベースなんでしょうね。die 上のNPUのところもそんな感じです。
おわりに
M1 => M2 に関しては、A14 => A15 って感じです。シリコンサイズも10%程度しか大きくなっていないですね。
- 2022の秋 : A16
- 2023の春 : M2 Max/Pro
- 2023の秋 : M2 Ultra
- 2024の春 : M3 (N3 ?)
- 2024の春 : A17
下記の記事から、N3とN4Pは、2023年量産なので、A16は N4 か N5P。記事では、N5Pに対して、N4の優位性はないでの、A16はN5Pのまま?という感じです。 となると、ここで初めて、MシリーズがAシリーズより先に新しいプロセスを使う可能性が高くなったわけですね。
このブログを書いてから、SemiAnalysisに下記の記事がアップされました
下図は、上記の記事から説明のために引用します。
- CPU : L2 Cacheは、12MB => 16MB (あたり)
- SCL : 8MB => 8MB (はずれ)
- NPU : 微妙に違う?