Vengineerの妄想(準備期間)

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NVIDIA H100 PCIe 80Gの基板

はじめに

TwitterのTLを眺めていたら、NVIDIA H100 PCIe 80G のボードの写真が流れてきました。説明のために下記のツイートを引用します。

ソース元は、Youtubeに上がっている

のようです。

H100 PCIe

3ヶ月前にアップされ、まだ10000再生もいっていないようです。

以下説明のためにキャプチャーした画像を引用します。

まずは、蓋を外したところ、ファンはなく、大きなヒートシンクが見えます。右上が補助電源(メイン電源?)からのケーブルが見えます。

裏側の比較です。黒いコンデンサが増えています。H100のようがA100より基板の横方向の長さが短いです。

次は上部にある、NVLink のカードエッジ(3か所)です。H100では、NVLink v4 が全部で 18 ポート出ています。全部使っているのなら、各エッジは 6 ポートになります。

基板の裏面です。コンデンサだらけですね。

裏面の金属が止まっているネジ(4個)を取ることで、表面のヒートシンクが外れます。

表面です。チップ部分のシリコングリスは綺麗に拭き取られた後です。チップの両サイドは電源関連のIC、コイル、コンデンサでいっぱいです。

説明にもありますが、41個のVoltage Regulatorが載っています。H100 PCIe は 350W です。4090と同じ補助電源用コネクタです。

A100 PCIe 80G と H100 PCIe 80G の基板の比較です。VRの数が明らかに違います。

H100 PCIe 80G の水冷版

上記のビデオは、COMINO社のもので最後に水冷版のH100 PCIe 80G が出ていました。下記のサイトに分解写真が載っていました。

www.comino.com

説明のためにその分解写真を下記に引用します。これって、NVIDIAが開発したものなのでしょうか?

データシートを見たら、KitということでCOMINO社が開発したもののようですね。

おわりに

下図は、ここから 持ってきたものです。説明のために引用します。VRは60個載っています。

PCIe の時は、HBM2e 80GB、SMX5の時は HBM3 80GB です。電源はPCIe の場合は 12Vの補助電源に対して、SMX5は左下にある電源モジュールが48V or 54VからVR用の電源を作っていると思います。こちらのTDPは700Wです。PCIe 版の倍です。