OVM ： Report機能、AVMとの比較

Verification Engineerの戯言

OVMのReport機能は、AVMのReport機能を継承しているようです。
そこで、各クラス(各ファイル)がどのように対応しているかを調べてみました。

AVMでは、libraries/systemverilog/avm/reportingの下にソースコードがあります。

    avm_extern_report_server.svh
    avm_report.svh
    avm_report_client.svh
    avm_report_defines.svh
    avm_report_globals.svh
    avm_report_handler.svh
    avm_report_server.svh

OVMでは、src/baseの下にソースコードがあります。

    ovm_extern_report_server.svh
    ovm_report_defines.svh
    ovm_report_globals.svh
    avm_report_handler.svh
    avm_report_objects.svh
    avm_report_server.svh

avm_report.svhは、各ファイルをincludeしているだけですので、無視すると、
違いは、avm_report_clientとovm_report_objectだけですが、名前が違うだけですので
実質は同じということになります。

OVMのリファレンス・マニュアルのPage.62のクラス図とAVM 3.0のCookBookのPage.290のクラス図を
比較すると、名前が違うだけでほぼ同じです。
また、AVMでは、avm_report_global_serverが存在し、OVMでは記述がありませんが、ソースコードには存在します。

ということは、Report機能に関しては、

AVMのCookBookを見れば、いい

ということになりますね！

検証、Verification、SystemVerilog、OVM、Open Verification Methodology、
AVM、Advanced Verification Methodology