Vengineerの妄想(準備期間)

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

Alteraは、OpenCLで攻めるかの?



日本語のホワイトペーパーは、こちらです。
これによると、Stratix IV EP4SGX530に実装したブラック・ショーンズ・モンテカルロの結果が載っています。
Quad Core Xeonに対して約9倍、同等のGPU(どれかは明示していません)に2倍以上シミュレーション回数が多かったようです。
あくまでもこのアプリケーションに対してでしょうが、GPUより速いというのは素晴らしい。

AlteraがOpenCLに取り組んでいるのは、この発表が初めてではなく、
Higher Level Programming Abstractions for FPGAs using OpenCLにて、Desh Singhさんが発表されています。
Desh Singhさんは、ホワイトペーパーの謝辞に出ている人でしょうか?

XilinxがAutoESLを買収し、先日のARM主催のセミナーのXilinxセッションでAutoESLも使えますということを
Twitterに流れていましたが、AlteraはC/C++/SystemCという今までのCベース高位合成ではなく、
OpenCLというちょっと違ったCベース高位合成で攻めるということなのでしょうか?

2005年にインテルが高周波数動作シングルコア戦略からマルチコア戦略に移行してから、
世の中はマルチコア、つまり、並列処理に移行しました。

OpenCLは、CPU/GPU/Acceleratorといろいろなものをターゲットしています。
AlteraはAcceleratorとしてFPGAを利用するために、OpenCLをサポートしたのでしょう!

この点がいままでのCベース高位合成とは違うのだと思います。

さあ、みなさん、どう思いますか?


検証、Verification、FPGA、HLS

P.S
DATE2011でも発表があったようです。
Higher Level Prpgramming Abstractions for FPGAs using OpenCL.