Vengineerの妄想(準備期間)

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

OpenACC 2.0 draft


OpenACC 2.0 draftがリリースされました。

NVIDIAGPUを使うには、CudaやOpenCLを使ってプログラムを書かなければいけません。
そこがGPGPUを利用するための壁になっています。

東工大のTSUBAME 2.0を利用する場合も、CudaやOpenCLを使うのが前提でした。

アルファユーザーや研究者(研究所や大学)はより速い処理ができるのなら、
そのために新しい言語やツールを使うのは当たり前です。

OpenACCはGPGPUを使うためのプラグマベースの処理系です。
CPUの並列処理系のOpenMPのような使い方でソースコードにプラグマを追加するだけで、
GPGPUを利用できるのです。

OpenACC 2.0では、プラグマだけでなく、C/C++APIが充実し、
GPGPUに対して細かい制御が出来るようになったようです。

OpenACCの処理系は、PGICaps Entrepriseが提供しています。
値段も年間30000円未満からと比較的安価で提供されています。