Vengineerの妄想(準備期間)

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IBM Power System S822LC for HPC


先日、とあるセミナーにて、
IBMのPOWER8が搭載されているGPUコンピューティングマシンである
IBM Power System S822LC for High Performance Computingをじっくり見ることが出来ました。

Google君に聞いたら、色々とS822LCの写真や説明している図が見つかりました。
上から見た写真なら、これがいいですね。

第一印象は、非常にキレイな基板。
配線がほとんどない。そして、エアーフローを考えていること。
右側に4つの銅色のヒートシンクNVIDIA Tesla P100、
真ん中辺りの2個の銀色のヒートシンクIBM POWER8です。
左側の2個のTeslaと右側の2個のTeslaのヒートシンクが違うのは
左側から右に風が流れやすいように変えているようです。
右側から見ると、風が流れるように、ヒートシンクのフィン立っているのがわかります。

左側にある8個のブロックはメモリ(メモリ・フューチャーと呼んでいる)で、
DDR4-1600 DIMMを4枚させるようになっています。
4GB/8GB/16GB/32GBをサポートして、
1つのメモリ・フューチャーで最大128GBメモリ、8枚のメモリ・フューチャーで1TBをサポート。
POWER8とは、メモリバッファ経由で、そのメモリバッファには4MBのキャッシュを持っています。
昔のPentium4のRambus-DRAMと同じような感じですね。
POWER8とメモリバッファは、
9.6Gbpsx24レーンで接続していて4チャネルで最大115.2GB/sの転送レートをサポートしています。
バッファチップとメモリの間は、約2倍の最大204.8GB/sの転送レートをサポートしています。

各POWER8に2個のTesla P100がNVLink経由で接続しています。
こちらは最大80GB/sの転送レート。
こちらはいろいろな資料で説明されているので。。

そして、あまり語られていないですが、CAPI PCIe Gen3もサポートしていて、
CAPI FPGAボードを指すことでPOWER8やTesla P100には出来ない機能をFPGAに実装できます。

そんな、素敵な「IBM Power System S822LC」お値段が超お高いので買えません。

でも、使ってみたいです。どこかに落ちていないですかね。(笑