Vengineerの妄想(準備期間)

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VMM : Chapter 9、Processor Integration Verification

Verification Engineerの戯言

前回(http://blogs.yahoo.co.jp/verification_engineer/11054145.html)からの続きです。

VMM(Verification Methodology Manual for SystemVerilog)の9章は、Processorを使った検証です。
8章では、CPU/DPS部分は実回路ではなく、transcatorに置き換えている。
9章では、CPU/DPS部分は実回路を使います。
実回路であるので、アセンブラC言語でテストプログラムを書くことができる。
ここにきて、やっとC言語が使えます。よかった。

でも、よーく考えよー。

最終的に、テストプログラムをC言語で書くのなら、もっと早い段階、C言語を使えばいいのは!
そうです。System-Level Verificationの段階でCPU/DPSのtransactorがC言語からドライブできる
ようにすればいいのです。

SystemVerilog DPI-Cを使えば、SystemVerilogからC言語C言語からSystemVerilogへにアクセスできます。
いっそのこと、Block-Level Verificationの段階でレジスタへの設定等はC言語を使うようにすれば、
Block-Level -> System-Level -> Processor Integrationでテストプログラムが使えます。
C言語でテストプログラムを書いておけば、FPGA PrototypingやES評価、その後にもテストプログラムが
使えます。一粒で2度おいしいどころではありません。なんどでもおいしいのです。

ASIC検証だけを考えると、検証はSystemVerilogだけで間に合うけれども、
その後も考えると、やっぱりSystemVerilogだけじゃないでしょう!

検証、Verification、SystemVerilog、VMM、Verification Methodology Manual