Vengineerの妄想(準備期間)

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Fedora Core 6.0にSystemC v2.1 & SCV 1.0p2 & TLM 1.0をインストール

Verification Engineerの戯言

Fedora Core 6にSystemC 2.1 & SCV 1.0p2 & TLM 1.0をインストールしたので、メモとして。
SystemC 2.1は、Redhat 8.0やEE 2.1での動作確認をしている。
Fedora Core 6(とはいっても、Fedora Core 7が既にリリースされているが)では、
GCCのバージョンが4.1.1なので、SCV 1.0p2やTLM 1.0と一緒に使うとコンパイルやリンクでエラーが
発生した。いろいろと遠回りしてしまったが、とりあえず、以下の3つを行うことで使えるようになった。あーよかった。

1)、GCC 3.2.3のインストール
Fedora Core 6のGCCは4.1.1なので、GCC 3.2.xをインストールする。
(GCC 3.2.3をGNUのサイトからダウンロードし、インストールした)

2)、GCC 3.2.3に対応するlibstdc++をインストール
compat-libstdc++-33のパッケージをインストールする。
(Fedora Core 6に入っているパッケージをインストールした)

3)、ローダー(ld)のインストール
binutil-2.16-1をGNUのサイトからダウンロードして、インストールした)

下記のようなエラーがリンクときに発生した。
これは、ローダー(ld)のバージョンが新しすぎるために発生するようなので。/usr/local/binutils-2.16.1/bin/ld: `.gnu.linkonce.t._ZN5sc_dt17scfx_parse_prefixERPKc' referenced in section `.rodata' of /usr/local/systemc/2.1/lib-linux/libsystemc.a(scfx_rep.o): defined in discarded section `.gnu.linkonce.t._ZN5sc_dt17scfx_parse_prefixERPKc' of /usr/local/systemc/2.1/lib-linux/libsystemc.a(scfx_rep.o)

下記のURLをチェックすること!
http://listserv.nevis.columbia.edu/pipermail/nevis-linux/2007/000070.html

P.S

自宅のPCを昨年11月にAMDDuron 1GHz、メモリ256MBのWindows XPマシンから
Core 2 Duo、メモリ1GB(グラフィックスメモリに128MBとられるので、実質は1024-128=896MB)の
Windows XPマシンにした。メモリが増えたのと、CPUが高速になり、またCoreが2つになった。
CPUが2つになったことでほとんどストレスなしになんでもできるようになった。
(これからPCを買うのなら、まず、Coreが2つあるものにしよう。絶対に!)

この新マシンでSystemCを使う場合、どのように使用かをずーと考えていた。

A)、旧マシンのようにSystemCを使うときに、Cygwin上で動作させるか?
B)、Windows XPLinuxのDual Bootにするか?
C)、Linux専用マシンをもう一台、購入するか?

上記の3つの選択肢では無い他の方法を試みることにした。
その方法とは、VMware Playerを使って、Linuxを動かすことである。
これにより、すべてが解決する。ただ、問題は性能がどうかということである。
とりあえず、VMware Playerをインストールをし、Fedora Core 6.0を立ち上げた!

使ってみて、まず、これは使える(ほとんど、Nativeで使っているのと変わらない!)
VMware toolsをインストールすることで、XGA以上の画面に対応できるし、
Windows側との切り替えがスムーズになるので、なんら問題ない。

VMware Playerを使って、Fedora Core 6をインストールする方法はこちらを参考に!
http://www.norinica.com/blog/2006/10/fedora_core_6_on_vmware_player.html

今回の作業により、Linux(Fedora Core 6)がいつでも使えるようになった。すばらしい!