Vengineerの妄想(準備期間)

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

GrAI Matter Labs という会社

はじめに

AI Summit 2021 関連のブログ、第3弾です。

第一弾は、NeuReality vengineer.hatenablog.com

第二弾は、deepvision vengineer.hatenablog.com

そして、今日は第三弾の GrAI Matter Labs です。

GrAI Matter Labs とは、

graimatterlabs.ai です。

www.graimatterlabs.ai

USA、オランダ、フランスの会社

プロダクトは、GrAI OneというSoC という半導体を開発して、ソリューションを提供しているようです。

そのSoCの中に入っているのが、GrA VIP (Vision Inference Processor)

いつもの Careers のところを見ると、

  • Artificial Intelligence Research Interns
  • Senior Embedded System QA Engineer

なので、既に半導体開発と低レイヤーソフトウェアの開発は進んでいるようです。 上記の8月13日のツイートでは、Lead SoC Architectを募集していましたが、今日見たら、無くなっていました。

GrA VIP

GrA VIPは、このビデオによると、

  • Dual Core M4
  • Camera Interface
  • Sensor Interface
  • GrAICore

から構成されているようです。この他にも何かあるようです。

GrAI One

GrAI Oneの評価ボードの写真-p-1080.jpeg)を説明のために、下記に引用します。

f:id:Vengineer:20210818085213p:plain

GrAI One の左側のコネクタからの信号を受け取り、GrAIに入り、右側のコネクタ(基板の裏側)に出ていく感じで接続されています。 右側にあるボードですが、このビデオの後半で全体像が表示されました。説明のために引用します。

f:id:Vengineer:20210818090031p:plain

このボード、どうやら、Xilinxの ZCU104 です。説明のために写真を引用します。 真ん中のFPGAのところにファンが付く感じです。GrAI One評価ボードとは、FMC LPC Connector で接続されているようです。FMC LPC Connector では、68 single-ended (or 34 differential user-defined pairs)で接続できるので、GrAI One からはそれなりの信号が出ていることになりますね。

f:id:Vengineer:20210818090337p:plain

また、FMC LPCで Zynq UltraScale+ MPSoC に接続しているということは、大きなCPUコアは載っていないという感じですね。

GrA VIP を半導体として実装したのが、GrAI One って感じなんでしょうか。。。となると、この GrAI One はあくまでも機能確認用であって、本命はSoCになるんでしょうね。。そのSoCのために、Lead SoC Architectを募集していて、募集が終わったので本格的な開発が始まった感じなのでしょうか?

資金調達

下記の記事(2020年11月23日のニュース)によると、$14M を調達したようです。この金額だと、7nm のSoCを開発するのは無理そう。。16nm/12nm で開発しているのでしょうかね。

www.bfmtv.com

おわりに

今回は、GrAI Matter Labs について調べました。Edge側のSoCはたくさんありますが、今後、どうなるか注目したいものです。