Vengineerの妄想(準備期間)

人生は短いけど、長いです。人生を楽しみましょう!

XilinxのreVISIONスタック


XilinxがreVISIONスタックを発表しましたね。

ザイリンクスの新しい reVISION スタック
広範なビジョンガイディッド機械学習アプリケーションを実現


機械学習の部分だけをサクッとまとめてみました


Xilinx Expands into Wide Range of Vision Guided Machine Learning Applications with reVISION
の4頁の図8、The reVISION Software Defined Flow
(下記の図は、その図8の引用です)によると
イメージ 1


Caffeから出力される .prototxt と 学習データ(ウェイト)を
’’’System Optimizing Compiler'''なるツールに入力すると、
事前に最適化されたニューラルネットワーク層をスケジュールするって。

これって、中原先生のツールフローと基本的には同じですよね。

それから、6頁の図9、reVISION Stack – Removing Barriers to Broad Adoption
(下記の図は、その図8の引用です)によると
イメージ 2


SDSoCに比べて、System Integrationがちょこっと少なくなり、
なんと、Bitstream Generationが無くなっているんだけど。

どうしてなんでしょうか?

MONOist : 画像認識の機械学習アルゴリズムを容易に組み込める、ザイリンクスが新開発環境の2頁目に書いてありました
引用
ちなみに最後にちょっと補足説明を。reVISIONの場合、あらかじめbitstreamとして用意されたCNNそのものがFPGAファブリックにロードされ、さらにこれに対応したCaffeがXilinxから提供される。なので、プログラマはこのCaffe経由で呼び出しをかけるだけでよく、あとはCNNのパラメータを設定して、データを入れれば推論結果が出てくるという仕組みだ。

なんだ、そうなんだ。そうだとすると、Bitstream Generationが必要ないね。
これなら、FPGAを知らない人でも、サクッと使えそうですね。

reVISIONは、2017年Q2にリリースするようです。

で、お幾らなんでしょうかね。。。。

最後に、
8頁の図13、Why Reconfigurability Matters as Machine Learning Evolve
(下記の図は、その図13の引用です)を見ると、
機械学習がここ数年進化が激しいことを示していますね。
イメージ 3


Deep Learningはバブルですが、
それが過ぎれば、きっと新しい時代が出来上がってくるんだよね。

2000年前後のITバブル後の、
まさに、今、IT無しには、何も出来ないように。。。