Verification Engineerの戯言
NASCUG(Nort American SystemC User Group)http://www.nascug.orgの第7回目が開催されることは、
http://blogs.yahoo.co.jp/verification_engineer/3203096.html
で書きましたが、
先日、プレゼンテーション資料が公開されました。
http://www.nascug.org/7th_NASCUG_agenda.html
SystemC TLM 2.0が正式リリースされなかった理由が、プレゼンテーション資料
「OSCI TLM Working Group Update」http://www.nascug.org/7th_nascug/nascug_7_paper_4.pdf
から読み取れました。
それは、Draft #1のドキュメントが無いのが最大の理由ではないでしょうか?
ユーザーマニュアル、リファレンスマニュアル等がまったくないのです。
個々の例題に対する簡単なプレゼンテーション資料はありますが、
個々のクラス(モデル)の具体的な説明がありません。
モデリング・ガイドラインが無いことで、PVモデルやPVTモデルのルールがなく、
PVモデルからPVTモデルへの書き換えをどのようにすればいいかも悩みます。
悩むということは、いろいろな方法があることになり、標準のTLMを使う意味がなくなります。
Draft #2では、どの程度ドキュメントが揃うか。
いまから楽しみです。