@Vengineerの戯言 : Twitter SystemVerilogの世界へようこそ、すべては、SystemC v0.9公開から始まった
はじめに
ArmがCMN-700を発表しました。今までのCMN-600に対して大幅な進化です。
ArmのCoreLink CMN-700の情報は、=> CoreLink CMN-700
記録のために、みなさんのTweetの残します。
最初のツイートには、CMN-700のSpecが載っています。
- 1つのソケットに、256コアまで対応
- 1ダイで 512MB の System Level Cache
- 1ダイで 12x12 (144) の cross point
- 32 個の XXIC ポート
- CCIX 2.0 と CXL 2.0 をサポート
12 x 12 (144) の cross point で、256コアを搭載ってどんな感じなんでしょうかね。
There is also a new @Arm Neoverse CMN-700 Coherent Mesh Network
— Andreas Schilling (@aschilling) 2021年4月27日
- supports up to 256 cores per socket
- up to 512 MB SLC per die
- 12x12 (144) cross points per die
- 40 memory device ports
- 32 XXIC ports
- support for CCIX 2.0 and CXL 2.0 pic.twitter.com/IydpRUGWD0
次のツイートでは、Homogeneous Computeでの構成(左側)と Heterogeneous Hub & Spoke での構成(右側)が載っています。
One of the big things out of @Arm's announcements today is that its new mesh, CMN-700, supports chiplet architectures as well as heterogeneous chiplet designs. Add in some fancy packaging and multi-die SoC is available for allhttps://t.co/87uyfcOS8e pic.twitter.com/tQ5nUL4FvE
— 𝐷𝑟. 𝐼𝑎𝑛 𝐶𝑢𝑡𝑟𝑒𝑠𝑠 (@IanCutress) 2021年4月27日
こちらのツイートは、AnandTechのブログです。Neoverse V1 / N2 と共に、CMN-700の紹介をしています。
Today Arm is announcing the details on the new Neoverse V1 and N2 CPU microarchitectures, impressive at +50% and +40% IPC, as well as the new CMN-700 mesh network. 128 N2 cores on 5nm with DDR5 in 2022? Arm says so!https://t.co/tdkDwlsOr0 pic.twitter.com/LkkLOvGznT
— AnandTech (@anandtech) 2021年4月27日
Anandtech の CMN-700 の部分がめっちゃ詳しい
CMN-700の部分は、こちらです。Anandtechの記事は非常に詳しいです。この記事でも Arm の発表プレゼンテーション資料を用いていろいろと紹介しています。 他のところを見なくても、ここを見るだけでも十分だと思います。
この記事の最初にありましたが、CMN-700の前のCMN-600って5年も前なんですね。。。
- PCIe Gen5
- DDR5
- HBM3
に対応。おまけに、DDR5 or HBM3 のメモリコントローラは、何と、40個まで接続可能。。。40個ですよ。どんだけ、ピン数が必要になるのだろうか?
それから、「Memory System Resource Partitioning and Monitoring (MPAM)」なるものがあるようです。
Pooled Memoryとか。。。なんだか凄いな。
1ダイで256コアで2ダイをCCIXで接続すると、1台のサーバーで512コアって、、凄すぎます。。。
おわりに
Arm が Softbank => NVIDIA になり、いろいろとやりにくくはなっているものの、今回のCMN-700の発表は、CPUコアである Neoverse V1 / N2 以上にインパクトがあると思います。 ArmはCPUコアだけでなく、SoCを構成するために必要な内部インターコネクト(今回発表のCMN-700)だけでなく、メモリコントローラなどのSystem IPを提供しています。これだけのラインナップを揃えらるのはArmぐらいです (SynopsysもいろいろとIPを揃えていますが、CPUコアと内部インターコネクトは持っていません)
RISC-Vが勢力を伸ばしていますが、内部インターコネクトはどうなるんでしょうかね。。。そこ、ポイントだと思うのですが。。。