はじめに
AMD EPYC Genoaの実物写真が色々出てきました。
Genoa は、12 x CCD + IO
下の写真は、AMD EPYC 7004 “Genoa” which has been pictured, features twelve Zen4 chipsetsから説明のために引用しています。かなりモックっぽいですが、
Another AMD EPYC Genoa ‘Zen 4’ CPU Leaks Out, This Time A 16 Core Chip With 2 Active CCDsの記事では、X線写真(説明のために、引用します)にて、2個のCCDが搭載されているのがわかります。空きスペースから、12個のCCDが搭載できるのがわかります。
このX線写真と上記のモックっぽい写真を比較したら、コンデンサの位置とか一致してそうなので、上の写真っぽい感じなのでしょうかね。
Zen 4 EPYC Genoaは最大96コアか。ダイ位置に関する資料がリークにある図(説明のために引用します)でも同じっぽいですね。
ちなみに、Another AMD EPYC Genoa ‘Zen 4’ CPU Leaks Out, This Time A 16 Core Chip With 2 Active CCDsでは、
- Milan : CCD Die Size (80mm2)、IOD Die Size (416mm2)
- Genoa : CCD Die Size (72mm2)、IOD Die Size (397mm2)
のようです。
下記の図は、AMD "Matisse" and "Rome" IO Controller Dies Mapped Outからの引用で、IOD Die に各ブロックを色付けしたものです。短辺がDDR4 PHY です。Genoaになると、DDR5 x 6 チャンネルになるので、この部分が2から3つに増えます。そのため、Genoa の IOD の短辺は Rome/Genoa の IOD の短辺よりながいのかな?と思っています。実際に、RomeとGenoaのDieを見たところ、短辺はGenoaの方が長くなっている気がします。
こちらは、Genoa対応のマザーボードのようです。説明のために、AMD EPYC Genoa Motherboard With 12 DDR5 Slots Smiles For The Cameraから引用します。DDR5のDIMMが片方6スロット、合計12スロット搭載されています。
おわりに
AMD EPYC Genoa、いつリリースされるのでしょうかね。。
NVIDIAのDGX H100には、このIntel Genoa or Intel Sapphire Rapidsのどちらなんでしょうかね。DGX H100のデータシートによると、搭載メモリ容量が2TBです。DGX A100(80GBメモリ版)では搭載メモリ容量が2TBなので、12スロットメモリの Genoa じゃないのかしら?
ちなみに、EPYC Romeの仕様によると、8チャンネルで4TB(1枚で512MB)まで搭載できるようですね。Kakaku.com で確認したら、ECC付でも128GBが最大っぽい。となると、128GB x 8 = 1TB x 2slot = 2TB って感じなんでしょうかね。