はじめに
Intel が Intel Innovation 2022 にて、SiFive の CPUコア、P550 を2つ搭載した、Horse Creek の詳細を公開しました。
WikiChipにまとまっています。
Intel Horse Creek
下図は上記の WikiChip の記事から説明のために引用します。
各ブロックには、色が付いていますね。たぶん、ブロックの開発元で色を変えているんだと思います。
- Intel : PCIe Gen5 Phy, DDR5 Phy, ROM, 2MB Shared Memory, Process Monitor, PLL, Clk/RST/Power, Fuse , Thermal Sensor, JTAG
- Sifive : CPU (P550)
- Synopsys : PCIe5 Contoller, GPIO, UART, Quad SPI, Octal SPI, I3C, DMA、NOC Fabric
- Cadence : DDR5 Memory Controller
- Siemens : DFT/Debug
PCIe Gen5 は、x8 なんですね。
チップは、Intel 4 process で 4mm x 4mm で Packaging は 19mm x 19mm の FBGA です。
Linux がブートしているようですね。
下図は上記の WikiChip の記事から説明のために引用します。
- Reset
- BootROM (HW)
- U-Boot-SPL (Bootloader) => DDR初期化
- U-Boot Proper (2nd Bootloader) + OpenSBI (Runtime FW)
- Kernel/Rootfs (OS => Linux)
これらは、BootROM以降は、SPI Flash に入っているようです。
おわりに
PCIe Gen5 と DDR5 となると、結構、IP代がかかりそうです。。。。
とは言え、
- CPUコアは、2つ
- GPUは、無
なので、まー、Intelが初めて、RISC-VコアベースのSoCを作りました。ただし、周辺IPは、Cadence/Synopsysのものを使っています。 何故なら? Linux で既に動いているIPを使わないと、Linuxをブートするのに大変なので。。
ということなんでしょうね。。。。