Vengineerの戯言

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ARM AMBA CXS

はじめに

今日の11時からの半導体チップ雑談では、ARM AMBA CXS についてお話します。

そのために、説明資料としてまとめます。

ARM AMBA CXS

ARM AMBA CXS を知ったのは、確か、Arm Neoverse-V1 Reference Design を調べていた時に、説明の図に CXS なる文字を発見したからです。

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CMN-650/CMN-700 と SMP CCIX chiplets and/or CXL ports の間に、CXS なる文字を見つけた次第です。

ARMA CXS Protocol Specification の仕様書は、PDFのみで、ここにあります。

頁数は54頁とかなり少なめです。

Page.15に下図があります。説明のために引用します。

CCIX and CX protocol layer interface と PCIe data link and PHY layers 間を CXS で繋げるイメージです。

信号線は、Page.19にあります。こちらも説明のために引用します。

転送例の図がPage.36にあります。説明のために引用します。

1回の転送(FLIT) では、最大4個のパケットを転送できます。パケット数は、CXSCNTL信号内のSTART[3:0] fieldで、4つまでになっています。

上記の図では、1, 2, - , 1, 1, , , 2, 2, 1, 2 のようにパケットを送信しています。

おわりに

ARM AMBA CXS について、ざっくり調べました。CCIXでチップ間接続、CXLでI/O接続ができるわけですが、このようなチップを作るところってかなり限定的なので、日本ではほぼ使うことはないと思いますが、興味を持ったので調べました。