はじめに
Baikal ElectronicsのBE-S1000のデータシートを眺めていたら、内部のCoherent Mesh NetworkにはARM CMN-600が使われているのを知りました。
Baikal ElectronicsのBE-S1000内の CMN-600
CMN-600 は、6×6 mesh network topology です。
チップのdie shot (下図はここにあるものを説明のために引用します)を見ると、確かに、6 x 6 になっていますね。
また、
- Supports CCIX links for coherent communication
とあります。
DatasheetのPCIe Block 図は下記のようになっています。説明のために引用します。上3つがCCIXをサポートしています。
CCIX 機能として、下記のようなものをサポートしています。
- CCIX (Cache Coherent Interconnect for Accelerators) transport protocol
- Optimized CCIX TLP interface
- Embedded CXS controller that supports Coherent Multichip Link (CML)
最後の CML (Coherent Multichip Link) のために、CXS controller が入っていると。CXSについては、Xilinx VersalのCPMの中にも使われていて、それについては下記のブログに書きましたので参考にしてください。
このCCIXを2つ使って、2 sockets 構成を実現できます。Datasheetには下図のような説明の図があります。説明のために引用します。
このCCIXを3つ使って、4 sockets 構成を実現できます。Datasheetには下図のような説明の図があります。説明のために引用します。
おわりに
Baikal ElectronicsのBE-S1000って、結構色々なものが入っているので、おもしろそうですね。。。