Vengineerの戯言

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Baikal ElectronicsのBE-S1000は、Arm Cortex-A75 x 48コア

はじめに

下記のツイートから A75 x 48コアのチップがあるのを知りました

Baikal ElectronicsのBE-S1000

仕様書のPDFを見つけました。

TSMC 16FFC

CPU周り - 48 Arm Cortex-A75 cores operating at 2 GHz - 12 core clusters (4 cores and 2 MB L3 cache per cluster) - 64 KB L1 instruction cache, 64 KB L1 data cache, and 512 KB L2 cache per core

Cache - 32 MB L4 cache

Memory Controller - Six 64-bit DRAM channels with support of DDR4-3200 and ECC - Up to 768 GB per socket (128 GB per channel)

Multi-SoC Interconnect - Three CCIX interfaces x16, each lane operates with 16 Gb/s

High Speed Peripherals - 80 PCIe lanes of PCIe Gen4 (48 lanes are shared with CCIX interfaces)

下の写真は、このツイートからの説明のために引用します。

真ん中が Cache 、周りに 4コア x 12クラスタ。真ん中のCacheは、16個なので、仕様から 1つは 2MB のようですね。

上の仕様と一致していると思います。

左側は、PCIe Gen4 x16 が2組。右側は CCI-X/PCIe Gen4 x16 が3組。CCI-Xは 25Gbps ではなく、16Gbps のようです。SERDESが PCIe Gen4 のままなんでしょうね。

内部インターコネクトは、A75なので、CMN-600 なんですかね。

CMN-600 は、下図のようになっているようです。説明のために引用します。

メモリは、DDR4-3200 ですね。BE-S1000 の 仕様でも DDR4-3200 ですね。

おわりに

TSMC 16FFC で 48コア。120W ならなかなかいいんじゃないですかね。ただ、メモリが 786GB 。メモリは6チャネルなので1チャネルあたり、8コアですね。