Vengineerの戯言

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Xilinx Versal CPM CCIX には、arm CXS が使われていた

はじめに

今週の半導体チップ雑談(12/18)のお題「arm CXS」についてお話した時に、Xilinx Versal CPM CCIX でも CXS を使われているようですね。

ということでしたので、調べてみました。

Xilinx Versal CPM CCIX

Xilinx Versal ACAP CPM CCIX Architecture Manual に詳しく書いてありました

下図は20頁にある図です。説明のために引用します。

真ん中のCMNと上のPCIe-Aの間を 256bit の CXS で接続しています。256bit なので、1GHz 動作のようです。

CMNは、Coherency Mesh Network で、CMN-600 を使っているようです。

下図は22ページにある図です。説明のために引用します。

右側に2個 CXS があります。3x2 mesh の構造です。

下図は28頁にある図です。説明のために引用します。

左側がCPMで、右側がProgrammable Logic(PL)です。PL内のAcceleration Functionは、AXI4にて、System Cacheにアクセスします。System Cache はCHI経由で、CMN600 => PCIe0/で、外部のチップにアクセスします。

下図は33頁にある図です。説明のために引用します。

こちらの図の方が詳しいです。

おわりに

arm CXS なんて、使える人、ほとんどいないのでは?と思っていましたが、Versal CPM CCIX の中で使われているんですね。おまけに、CMN-600 も入っている。

ちょっとびっくりです。

Versal プライムなら、VM1302/VM1402/VM1502/VM1802/VM2202/VM2502 に CCIX PCIe が入っています。

Versalプレミアムでは、VP1002/VP1052(CPM4)、VP1202/VP1502/VP2502/VP1552/VP1702/VP1802/VP2802(CPM5) が入っています。