Vengineerの妄想(準備期間)

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Metaは、RISC-Vで攻めてくる?

はじめに

RISC-V SUMMIT のビデオが11月30日に公開されました。

その中に、Metaの

では、

  • Video 処理ASIC (MSVP : Mea's Scalable Video Processor)
  • AIアクセラレータ : MTIA (Meta's Training and Inference Accelerator)
  • RISC-VベースのSoC

についての活動が報告されています。

MSVPとMTIAについては既にかなりの部分まで公表されているのですが、最後のRISC-VベースのSoCについてはこれが初めてでは?と思っています。

MTIAについては、このブログでも取り上げています。

vengineer.hatenablog.com

Standardized Control Subsystem

下図は、12:12 ぐらいのスライドです。説明のために引用します。

  • Created a standard control subsystem

    • To be used in other domain specific accelerators
  • Based on a multi-core RISC-V cluster

    • One, two or four cores
  • Dedicated RISC-V processors for:

    • Security
    • Chip resource management
  • Using Zephyr as read-time opetating sysetm of choice

    • Augmented with in-house and vendor specific extensions

とあります。これ、基本的には、ARM SoC の構成と同じですね。SecurityとChip Resource ManagementもRISC-Vコアを使う。

で違いは?何?

これ、よーく見ると、Local interconnect になっていて、この Local interconnect に NoC が繋がっているんですよね。。。

つまり、CPUコアいっぱいのサーバー用システムではなく、

  • MSVP
  • MTIA

の一部なんでしょうね。。

おわりに

このビデオを観たとき、RISC-Vベースのサーバー用SoCを作るのかな?と思いましたが、上記の Local interconnect を見て、あ、違うんだと思ったしだいです。

とは言え、2016年頃のARMサーバーSoCでは、4コアとかだったのでこれが出来れば、将来的にはRISC-VベースのサーバーSoCの開発もできますかね。

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