はじめに
で紹介した「tsmc 世界を動かすヒミツ」が3月22日(金)に発売されました。Kindle版も同時発売だったので、朝、ポチって、ちょこっと(はじめに)だけ読みました。
今日、土曜日はいつもなら、お外に出かける日ですが、あいにく朝から霙が降っているため、お家で待機。。。
ということになり、「tsmc 世界を動かすヒミツ」を読むことにしました。
大昔、「インテルの戦略」なる本を読んだっことがあります。Intelがどのようにして、DRAMからマイクロプロセッサに事業戦略を変えていったのか。。。そして、Intel はその後、プロセッサで市場を制覇します。また、Appleは iPhoneという新しいポケットに入るコンピュータを生み出し、それをもってスマートフォンを制覇しました。PC => Smartphone と時代が変わり、世界中の人々がポケットに入るコンピュータを手元に持てるようになった時代。その先にあるものは、何でしょうか?
2022年11月末、OpenAIがChatGPTをリリースし、その後、生成AIバブルが始まり、2023年から今年2024年でNVIDIAをはじめ、生成AI関連の株価が爆上がりしています。その半導体を作っているのは、今回の書籍の主役である「TSMC」です。
TSMCの30年間
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
最初の10年は米国市場の開拓
次の10年は、PCコンポーネント
その次の10年は、モバイル機器
さて、次の10年は?
皆さん、
とりあえず、今すぐ、Kindle版をポチって、読みましょう。
この本は、TSMC、という一企業のお話ですが、技術だけでなく、ビジネス、組織運営について、色々と学べる本です
とりあえず、3章まで。。。
とりあえず、気になった部分をXに投稿しているので、ここにも残します。
「tsmc 世界を動かすヒミツ」を読んでいるのですが、
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
1970年代の話。
日本では高度成長期でその後、バブルに突入。
台湾は現在、半導体開発、バイオ、エネルギー、電気自動車、生成AI、軍需産業を推進している。https://t.co/WpmR8s2v5Q
「台湾政府は350万ドル(約1億4000万新台湾ドル)のライセンス料を支払って、生産高約5兆新台湾ドルの半導体産業を育成した」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
なるほど、3万倍以上
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.52). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「UMCには工研院から生まれたもう一つの非常に重要な部門があった。製品設計部門だ。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
なるほど、日本の場合、製造設計部門は分離しないよね。てか、お国の研究所で、製造設計部門ってあるの?
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (pp.52-53). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「だからモリス・チャンはTSMCを設立したその日から、インテルと競争するのではなく、インテルが生産業務をTSMCに任せたくなるようにしたいと考えていた。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
それが実現して、ご本人も嬉しいかな
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.63). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
UMCのIC設計部門から独立してできた会社
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
- メディアテック
- ノバテック
- ITE
- デビコム
- AMIC
- ファラデーテック
スゴイ。
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
世大がTSMCに買収され、世大の創業者は中国で中芯(SMIC)を創業
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
なるほど。
すべてが繋がっている。
「産業の発展初期には政府による強力な主導権の発動や介入に助けられることもあるだろうが、長期的に見ると弊害の方が大きいはずだ。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
今の半導体業界、補助金戦争なので、生成AIバブルが弾けたらどうなる
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.83). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版
いやー、
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
「臨機応変な戦略とは、裏を返せばコア事業に対するコミットメント不足を表している。」
は、痛感するわ。。。本当だよ。。。
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.83). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「産業の発展初期には政府による強力な主導権の発動や介入に助けられることもあるだろうが、長期的に見ると弊害の方が大きいはずだ。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
今の半導体業界、補助金戦争なので、生成AIバブルが弾けたらどうなる
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.83). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版
「生産部門だけだった24時間体制が、研究開発部門にも適用されるようになったと話している。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
今は無理だわ。
え、熊本のTSMCではやっているの?
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.94). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「生産部門だけだった24時間体制が、研究開発部門にも適用されるようになったと話している。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
今は無理だわ。
え、熊本のTSMCではやっているの?
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.94). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「特にコロナ禍でウエハー生産能力が極度に低下した3年間、TSMCは盟友メディアテックに多くの生産能力を割り振っていた。メディアテックの市場シェアがクアルコムを超えた主な理由はここにあった。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.96). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「台湾初のDRAMメーカー、TI‐Acer半導体を例に挙げると、初めにAcer(エイサー)がTI(テキサス・インスツルメンツ)から技術供与」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
これは、知らなかった
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.98). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
ビジネスで成功するには、技術的なイノベーションも大切だけど、ビジネスモデルのイノベーションの方がもっと大切だよ。
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
ということを教えてくれた一冊です。
(また、23%しか読んでいないけど) https://t.co/QCOl28pr4f
2005年にモリス・チャンの後を継いだリック・ツァイ
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
2018年にCEOを退任し、モリス・チャンがCEOに復活。
リック・ツァイはそのままTSMCに残る。
その後、リック・ツァイは中華電信会長 から
メディアテックのCEOに!
スゴイ。
本を読んで、久しぶりに、鳥肌を立てたわ。。。
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
なんか、凄いわ。。この本。
「た。「20世紀最高の経営者」と称されたジャック・ウェルチが複数の候補者のなかからジェフ・イメルトを後継者に選んだが、選ばれなかった残りの幹部全員がGEを辞めてしまったからだ。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
なる
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (pp.121-122). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「優秀な人材を辞めさせないこと」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
これ、強く同意。。。
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.122). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
第1章に登場した経営陣は、今年2024年には
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
シーシー・ウェイのみになる pic.twitter.com/7BOajJRdhf
JASMのCEOにはオペレーション担当バイス・プレジデントの廖永豪
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
マジ、ヤバそう。。
「TSMCの6万5000人の従業員のうち、5万人がエンジニアで、修士と博士がその9割」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
某社もそうだけど。人数が2桁違う。。。
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (pp.134-135). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「TSMCでは、上司を含め誰もが自分の言ったことを必ず実行している。そしていったん口にしたコミットメントが実行できなかった場合、たいていは「大目玉を食らう」ことになると。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
なかなかできない
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.144). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「市場秩序を維持し、二流メーカーとの価格差を保つため、そして自社に注文が殺到しないようにするため、値上げに踏み切った。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
なるほど
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.155). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「価格設定の能力はCEOの能力である」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
この本のすべてを言っているのかもしれない言葉。
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.163). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「1つ目は、まずは報酬を手厚くすること、2つ目は従業員一人ひとりに、自分の仕事を好きになってもらうこと、3つ目は、すべての従業員にこの会社で働くと前途が開けると感じさせること」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (pp.170-171). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「またTSMCもはっきりと、熊本で提示した給与は台湾の従業員の7割だから、大金を積んで人材を引き抜いているわけではないと説明した。」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
安く買われていると
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.203). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
「より先進的な7ナノメートルプロセスを導入する可能性があるという[2024年2月6日に正式決定。トヨタ自動車も出資し2027年の開業を目指す]」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
なるほどね。
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.204). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
ヌヴォトンって、Winbondの子会社なんど。
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
TSMCは受付スタッフを採用する際に、美しい振る舞いができるかどうかを重要視しているという。彼らの多くは、マナーの基本を身に付け、サービス提供のトレーニングを受けている元キャビンアテンダントだ。
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (p.219). 株式会社CCCメディアハウス.
「TSMCの減価償却期間は5年、UMC(聯華電子)は6年、力晶積成電子製造(PSMC 以下、力積電)は1年半から19年」
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
6年目以降はお安くなるの?
林 宏文. TSMC 世界を動かすヒミツ (pp.225-226). 株式会社CCCメディアハウス. Kindle 版.
0.13 でUMCはIBMとインフィニオン・テクノロジーとの共同開発を選択するが。。。
— Vengineer@ (@Vengineer) 2024年3月23日
GFは14nmで終了
あれ、0..13 => 14nm => 2nm
どこかで聞いた名前が2nm を進めると言っているよね
おわりに
第4章以降に続きます。