Vengineerの妄想

人生を妄想しています。

Altera (Intel) Agilex 5 Eシリーズは、Simicsバーチャルプラットフォームが利用できるの?

はじめに

2024年の夏は、6月下旬からもの凄く暑く、お盆の今もその暑さは続いていますね。。。既に残暑ですが、酷暑ですね。

さて、久しぶりにAlteraネタです。

Agilex 5 Eシリーズでは、Simicsシミュレータが使えるということなので、眺めてみました。

下記の図は、Intelのサイトから説明のために引用しています。

Simics とは

Simics とは、Intel が買収した あの WindRiver の Simic ですよ。正しくは、2010年2月に買収した Virtutech社の Simic を WindRiver に統合しました。

あたしのブログにも Virtutech について、何度か書いています。

vengineer.hatenablog.com

Agilex 5 Eシリーズの Simicシミュレータ

下記の頁に説明があります。

www.intel.co.jp

ダウンロードサイトも覗いてみました。

www.intel.com

こんな簡易でダウンロードできるようです。Intel Simics Simulator For Intel FPGAなるもののようです。

ダウンロードサイズは、295MB なので、大きくは無いですね。

HPSを動かすためだった

Simicsを使うのは、Agilex 5 E シリーズ内の HPS を動かすためだった。つまろ、Arm Cortex A76x2 + A55x2 の Virtual Platform として使うのですね。

HPS内のCPUだけでなく、

  • L1/L2/L3 Cache
  • On-chip RAM (OCRAM)
  • GPIOs
  • USB disk
  • I2C and I3C devices
  • Ethernt Port and PHY
  • Memory (SD Card, NAND, QSPI)
  • Loopback (GPIOs to GPIOs)

もサポートしているっぽい。

ユーザーがイドも公開されています。

Simic は、Linux版のみですが、Microsoft Windows Systems にも WSL 2 にて利用できるようです。

しかしながら、

って、既に WSL 2 をインストールしていると、色々と面倒かな?

CPUのプログラムデバック環境としては、

なるものもインストールする必要があるようですね。

おわりに

IntelによるVirtutechの買収にについては、2010年2月10日に書いてあります。

vengineer.hatenablog.com

Virtual Platformは、Synopsysになってしまったと思っていましたが、まさかの Altera (Intel) FPGAで使えるようになるとは。びっくりです。

Intel -san 、x86 以外はすべてダメだったのでは、思っていましたが、まさか、2010年に買収した Simics をまだ利用できるようにしているのですね。。

Virtual Platformって、数百万円から1千万円以上するイメージですが、この Simics シミュレータって、無償なのですか?