Vengineerの妄想(準備期間)

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OVP : TLM 2.0の動作確認

Verification Engineerの戯言

ドキュメントやプレゼンテーション資料を見ているだけではつまらないので、例題を動かしてみました。

必要な環境は、

A)、MinGW32
B)、Visual C++ 2008 Express Edition

です。

0)、準備

MinGW32およびVisual C++ 2008 Express Editionをインストールする


1)、OVPのインストール

Program Filesのディレクトリではなく、C:/の直下にインストールすべし!
(そうしないと、例題のコンパイルができないので!)

3)、SystemC-2.2.0ライブラリ(SystemC.lib)の作成

Visual Studio 2008 Express Editionを起動し、
SystemC-2.2.0のmsvc71ディレクトリのSystemC/SystemC.vcprojを読み込む。
このとき、バージョンが違うので変換するので、バックアップをとるようにする(SystemCのディレクトリは、7.1用)。
Build(ビルド)を実行し、Debug/SystemC.libができていることを確認する。

4)、サンプルコードのコンパイル

Visual Studio 2008コマンドプロンプトを起動し、
Examples/Platforms/SystemC_TLM2.0/simplePlatformディレクトリに移動する。
(通常のコマンドプロンプトでは、Visual Studio 2008が利用できるような環境設定ができていないので、
必ず、Visual Studio 2008コマンドプロンプトを使うこと)

compile.batを実行し、シミュレータを生成する。

5)、アプリケーションのコンパイル

MinGW32コマンドプロンプトを起動し、
Examples/Platforms/SystemC_TLM2.0/simplePlatform/applicationディレクトリに移動する。
make を実行し、int.elfを作成する。

6)、シミュレーションの実行

MinGW32コマンドプロンプトで、
Examples/Platforms/SystemC_TLM2.0/simplePlatformディレクトリに移動する。

% platform.exe application/int.elf s

(通常のコマンドプロンプトでは、run_TLM2.0_tlm.bat で同じコマンドが実行できる)


検証、Verification、SystemC、TLM 2.0、Virtual Platform