Vengineerの戯言

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Groqがチップを公開

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SystemVerilogの世界へようこそすべては、SystemC v0.9公開から始まった

AI Hardware Summitのスポンサーの1社であったGroqが下記のようにキャンセルしてから2か月

vengineer.hatenablog.com

その途中でも、下記のブログにも書きましたが、Groqの元COOもSiMi.aiに動いちゃっているし。

vengineer.hatenablog.com

で、今秋のSC19にあわせて、(この記事がアップする頃にも新しい情報も公開されているかも)、チップ情報を公開しましたね。

ひとつ目は、fudZillaのこの記事

www.fudzilla.com

写真にもありますが、チップにはDRAMらしきものが載っていません。

基板の上には、3つのコネクタが。。これはチップ間接続のためのものでしょうかね。

性能は、1チップで、1 PetaOp/s になると。

この記事にコメントしている Chief ArchitectのDennis Abtsさんって、Cray =. Google で今年の5月に Groq に移った模様。

Groqの求人情報によると、Haskell Engineer を募集していますね。

無くなっちゃうんので、一部を引用します。

Essential Duties & Responsibilities
Deliver compiler features: Work within the compiler team to design, implement, and test new features for our compiler. Collaborate closely with hardware designers and machine learning experts to identify and deploy support for key hardware capabilities.

そして、WikiChipの記事。こちらは、かなり詳しく書いてありまっす。

fuse.wikichip.org

この記事の下の方に、ざっくりなFloorplanの図が載っていますが、真ん中にScratchpadを置いて、両側に大量のALUを置いている感じです。なので、ボード上にはDRAMが置いていないことが分かりました。

Graphcore、Cerebras Systems、そして、GroqがDRAM無しのソリューションなんですね。DRAMを搭載すると、コストが上がるので、SRAMだけでできるようになれば、ボードのコストはかなり安くなると思います。

現時点では、シングルチップ構成だけど、チップにはチップ間インターフェースがあって、大きなモデルを複数チップにて実行できると。

また、A0シリコンで量産に進んだ模様。パートナーにもわたっていると。

現在は、PCIeカードのみだけど、今後は違う形態もあると。