Vengineerの戯言

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NVIDIA DGX H100の次を妄想する(その2)

はじめに

NVIDIA DGX H100の次を妄想する(その1) を書いたのは、2022年3月。DGX H100が発表されて直ぐです。 vengineer.hatenablog.com

上記では、Hopper Nextについて妄想しました。今日はその後の情報からHost CPUやNetworkについて妄想します。

Hopper Next はいつ?

下記の図は、ここから説明のために引用します。

これは、COMPUTEX Taipei 2023 の時のNVIDIAのKeynoteに出てきたスライドです。Hopperが2022年、Hopper Next が 2024年。

下図が2021年のGTCで発表されたものです。説明のために引用します。2022年、Ampere Next、2024年、Ampere Next Nextになっています。予定通りにプロダクトを出しています。

なので、Hopper Nextの発表は 2024年でプロダクトはそれ以降ということになるんでしょうね。

Host CPU は何?

DGX H100 の Host CPU は公式に発表されたのは、Intel XeonのSapphire Rapidsの公式と同じでした。

Sapphire Rapidsは、PCIe Gen5です。となると、PCIe Gen6 をサポートする、Intel Xeon になるわけですが、今年(2023)後半のEmerald Rapids は PCIe Gen5、その次(2024)の Granite Rapids も PCIe Gen5 のようです。2025年のDiamond RapidsでPCIe Gen6になりそうです。

となると、PCIe Gen6 対応のDGXを出すのは2025年になりそうです。

下記のツイート(説明のために引用します)によると、

Jensen said they just received an Intel test chip for next generation process. Probably 18A.

とあります。下図は、”THE NEXTPLATFORMのFINALLY: SOME GOOD NEWS FOR THE INTEL XEON CPU ROADMAP”から説明のために引用します。

Granite Rapidsは Intel 3 なので、Intel 18Aとなると、2025年のDiamond Rapidsのテストチップを入手したということですね。

となると、DGX H100の次は、

  • Intel Xeon (18A) : Diamod Rapids と言われているもの
  • Hopper Next
  • ConnectX-8 (800Gbps)
  • Bluefield-4 (800Gbps)

になりそうです。

ConnectX-8とBluefield-4については、

vengineer.hatenablog.com

を見てください。。。

おわりに

DGX H100 SUPERPOD、DGX GH200では、256個のHopperが載っていますが、256個というのは、NVLINKの仕様からです。

Hopper Nextがこの制約を変えて、4倍の1024個とか、16倍の4096個とか、64倍の16K個とか接続できると、とんでもないものができそうです。

さあ、どうなるでしょうか?

来年のGTCが楽しみです。

追記)、2023.06.20

www.tomshardware.com

Blackwell は、HBM3E搭載か?となると、HBM3 => HBM3E で、6.4Gbps => 8.0Gbps