はじめに
このブログでも TSMC のトップカスタマーについて、下記のように取り上げています。
TSMC 2022年のトップカスタマー
下記の記事に、TSMCの2022年のトップカスタマー(30位まで)が載っています。
説明のために、その部分を引用します。ダントツで Apple (23%)です。$17,454M です。140円/ドル換算で、2兆4435億円です。。。これだけで日本の一部上場の会社の売上ですよ。
2021年より前のデータと比較したものが、下図です。左側の表は、ここ から説明のために引用します。Hauwei を除いた7社は変わらず。パーセントはそれなりに変わっていますが。。
おわりに
生成AIの超バブルによって、NVIDIAがTSMCに割り増し料金をだしてGPUの生産を依頼しているようなので、2023年のNVIDIAからの売上は確実に増えて、Qualcommを超えるかもしれませんね。。。A100(7nm)とH100(4nm)が必要だと思いますが、7nm はともかく、4nm って空いていないんでしょうね。。。
下図は、TSMCの 4Q2021 と 1Q2023 の IR資料の中の 7nm と 5nm の売上のグラフを繋げたものです。3Q2020から 5nm が立ち上がり、7nm もちょこと増えましたが、1Q2023では、Q42019 年の売上より低くなっています。。。
生成AIの超バブルで儲かるのは、たぶん、NVIDIA 1社のみ (関連する会社は含む)。それ以外はエコシステムズ等を含めると、後々、負の資産になる可能性が高いため。。。NVIDIAとしては、それなりの売上を長く続けたいけど、今は完全に超バブルなので、売れるときに売っちゃえ作戦なんですかね。。。どうなんでしょうか。。。
このブログでは、10年前から「マルチコア、GPGPU、FPGA」について取り上げています。
- マルチコアは、スマホでの arm、AMDのCPU die + I/O die、Intel の chiplet
- FPGAは、AlteraはIntelが買収、XilinxはAMDが買収
- GPGPU は、AIバブルで終わるかな?と思っていましたが、生成AIバブルでそれを上回る勢いですね。。
あの時、、、と思っても、あの時は思っただけですからね。。。。