はじめに
NVIDIA DGX B200 の data sheet を眺めていたら、ちょっと気になったので妄想します。
Let’s 妄想
DGX B200
上記のサイトは、数年後には消えるので、下図を記録に残します。

- CPU
- システムメモリ
- 最大 4TB
- ネットワーキング
- ストレージ
- OS: 2 個の 1.9TB NVMe M.2
- 内部ストレージ: 8 個の 3.84TB NVMe U.2
DGX H100
上記のサイトは、数年後には消えるので、下図を記録に残します。

- CPU
- システムメモリ
- 最大 2TB
- ネットワーキング
- ストレージ
- OS: 2 個の 1.9TB NVMe M.2
- 内部ストレージ: 8 個の 3.84TB NVMe U.2
DGX H100 => DGX B200 の差分
- CPU : 8480C(2.00GHz/3.80GHz) => 8570(2.10GHz/4.00GHz)、ただし、コア数は同じ
- システムメモリ(最大) : 2TB => 4TB
- ネットワーキング : 2個のデュアルポート QSFP112 NVIDIA ConnectX-7 VPI => 2 個のデュアルポート QSFP112 NVIDIA BlueField-3 DPU
ネットワークが ConnectX-7 VPI から BlueField-3 DPU になったぐらいですね。
DGX H100の時は、IntelがSapphire Rapidsの公式発表がかなり遅れました。そのため、NVIDIAがDGX H100のData Sheetにはかなり長い間、CPUのところが x86_64 としか書いていませんでした。それが理由かどうかわかりませんが、まだ、発表していていないCPUは載せないとなると、今年の後半に出る Granite Rapids ではなく、昨年(2023)年後半に出した Emerald Rapids を搭載しているんでしょうね。
そして、コア数が同じ、たぶん、Packageも同じなのでです。
となると、ホスト側のボードは同じじゃないのかな?つまり、この部分は新規開発をしていない。
また、Emerald Rapids は PCIe Gen5 までですが、NVIDIA Blackwell は PCIe Gen6 です。
Intel が PCIe Gen6 をサポートする時期は?
Intel が PCIe Gen6 をサポートする Xeon は、2025年の Diamond Rapids のようです。
つまり、
- 2023 : Emerald Rapids (Gen5)
- 2024 : Granite Rapids (Gen5)
- 2025 : Diamond Rapids (Gen6)
となり、DGX B200 の Emerald Rapids ではなく、Granite Rapids でも Gen5 のままになる。
Rubin で、DGX R200 なるものが出るのなら、Diamond Rapids になる感じですかね。。。Rubin、Gen6なんでしょうか。。。
おわりに
GTC2024の発表でNVIDIAの一押しは、DGX B200ではなく、DGX GB200 推しが気になっていましたが、DGX B200 の仕様をよくよく見てみると、GPUはBlackwellだけど、ホスト側はそのままでは?となりました。
NVIDIAは自社でGraceを作り、GPUと接続する技術を確立したので、もう、x86_64 は無くても困らない状況なんですかね。。。。
それでは、今回はここまでで
Let’s 妄想