はじめに
NVIDIAとMediatekのAI PC用のチップに関しては、下記のブログで妄想しました。
今回は、NVIDIAとMediatek の Automotive の件を妄想します。
NVIDIAのAutomotiveの売上
NVIDIAのAutomotiveの売上の推移です。Q1FY21(2020年1月-3月)からQ1FY25(2024年1月-3月)です。Q2FY23でちょっとジャンプしましたが。やっと、$329Mです。Q1FY25の売上全体が$26,044Mなので、2%未満です。
発表内容
NVIDIA DRIVE™ テクノロジを MediaTek Dimensity Auto プラットフォームに統合することで、自動車メーカーは、次世代のソフトウェア デファインドな車両向けに高度な AI、最先端の NVIDIA RTX グラフィックス、ゲーム、マルチメディア、およびコネクティビティを利用できるようになります。両社は協力してインテリジェントなキャビン体験を向上させ、安全性を高め、エントリーモデルから高級車までのすべての車両セグメントにおいて、ユーザー インターフェイスを再定義しています。
とあります。
そして、下記の記事では、
今回の会見に登壇したMediaTekのDavid Ku氏によれば、同社は「Dimensity Auto」と呼ぶプラットフォーム/ブランドをベースに複数の車載向け製品の開発を進めている(図2)。Dimensityは現在の主力製品、すなわち5Gスマホ向けSoCのブランド名である。Dimensity Autoには、コックピット向けSoCやコネクティビティー向けSoC、自動運転向けSoCに加えて、PMIC(Power Management IC、電源管理IC)など多くの製品が含まれる。
そして、
コックピット向けSoC「Dimensity Auto Cockpit」に対して、NVIDIAがGPU(Graphics Processing Unit)チップレットを提供することが今回の会見で発表された
NVIDIAは自社が得意なGPUをチップレットという形で、Mediatekに提供し、そのGPUを使いこなすソフトウェアも提供すると。
SoCとGPUは何で接続するのでしょうかね。。。安易に考えると、PCIe Gen4 x8 とか Gen5 x4 ぐらいですかね。。。
下記の記事では、GTC2024の内容です。
これによると、Ada LovelaceアーキテクチャベースのGPUとありますね。。。DRIVE Thor の GPU が Ada Lovelace ベースであるのなら、その部分をチップレットとして切り出すことになるのでしょうかね。。。
NVIDIAとしては、チップレットにするだけにしたいものでしょう。。。
おわりに
Automomotive。自動車メーカーとしては、必要だけど、それだけじゃないので、売り上げが急激に伸びることは無いのでは?
何しろ、1台数万ドルの車に、数千ドルは使うことありません。せいぜい数十ドルです。。。いくら台数が多くても。。。それほど儲かるとは思えません。