Verification Engineerの戯言
VHDLの進化はまだ止まっていない。VHDL-2002なのでそろそろ新しいものがリリースされる。
DATE2007でVHDL-2006 D3.0のチュートリアルがあったようだ。
そのときの資料は、
http://www.accellera.org/apps/group_public/download.php/934/date_vhdl_tutorial.pdf
この資料によると、VHDL-Xでは、
・PSLをVHDLに直接記述できる(コメントへの記述ではなくなる)。
・IPの保護および暗号化(Verilog HDLと同様なプラグマベース)
・VHPI(Verilog HDLのVPIと同様な機能)
・階層とまたいだアクセス(Verilog HDLと同様な機能)
・force/release(Verilog HDLと同様な機能)
・STOP/FINISH(Verilog HDLの$stop/$finishと同様な機能)
・Fixed/Float Point Packages
をサポートする模様。
それから、次のVHDLでは、
VHDL : Verification & Hardware Design Language
というものになる。つまり、SystemVerilogと同じような機能を持たせる。
そのために、オブジェクト指向、検証機能、ランダム生成、カバレッジ、多言語との接続なども行っていく。
VHDLユーザーさん、SystemVerilogに乗り換えなくてもいいかも。。。